
半数が1年未満で転職?「Z世代」の第二新卒向け転職活動意識調査
最近の新社会人は「3年以内に離職する」割合が高いと言われているが、厚生労働省「新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移」を見ると直近20年間、ほぼ3割で横ばいで大きな変化はない。
社会構造や世代、景気の変動がありながら、新規学卒者(大卒者)の就職後3年以内の離職が3割がずっと続いている現状に関して、UZUZは入社3年以内を多く含む「Z世代」を中心に転職活動の意識調査を実施した。
調査の結果、第二新卒として転職活動をしている523名の55.83%が1年未満で転職したことが明らかになった。
第二新卒として転職活動をしている523名のうち、62.91%の方が退職した原因は自分側にあったと回答した。仕事や社風へのミスマッチに関しては、「会社側」よりも「自分側」に退職の原因があると考えている人が多いと予想できる。
第二新卒として転職活動をしている523名のうち、前職もしくは現職が「営業(27.34%)」と回答した人が一番多い結果となった。次いで「技術・専門職(14.98%)」「サービス(11.66%)」「事務系(11.28%)」の順番で多い結果となりました。その他の回答では警備員や塾講師などがあがった。
また、業界では、「情報通信・インターネット業界(16.83%)」が一番多い回答となり、次いで「建設・不動産業界(10.13%)」「飲食・ホテル・観光業界(8.22%)」という結果に。その他の回答としては「イベント業界」「芸能業界」「アミューズメント業界」などがあがった。
第二新卒として転職活動をしている523名のうち、前職もしくは現職の退職理由として、「仕事が自分に合わなかった(20.84%)」と回答した人が最多。入社時の志望度が高かったと回答した人は71.8%だったことから、入社後のギャップが大きいことがわかる。
その他の回答としては「副業ができないため」「会社の将来性が見えなかったため」「手に職をつけたかったため」などがあがった。
調査概要
調査の方法:キャリアカウンセリングにお越しいただいた際にアンケートを実施
調査の対象:第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:523名
調査実施日:2019年9月19日~2020年1月8日
構成/ino.