
豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」をはじめ、車内でスイーツを楽しめる「JRKYUSHU SWEET TRAIN或る列車」や「ゆふいんの森」など、鉄道の旅をより楽しく、よりユニークにしてくれる「D&S列車」(デザイン&ストーリー列車)をたくさん運行しているJR九州。
残念ながら今は、新型コロナウイルスの影響でJR九州の顔ともいえるこのD&S列車も運休し、少し寂しいニュースが続いている。しかし、一方で発想力と瞬発力が自慢のJR九州、ただ自粛しているだけでなく、「おうちでたのしめる」コンテンツが新たに配信されている。しかもこのコンテンツ、子ども向けだけでなく家族みんなで楽しめるちょっとした仕掛けもあるぞ!
JR九州のSTAY HOME コンテンツは家族で遊べる!
長期間も予測される新型コロナウイルスとの戦い。筆者もだが、自宅自粛の時間が長くなってきて少ししんどくなってきている人も多い。特に子どもがいる世帯では、休学に伴う家での過ごし方に頭を悩ましている人も少なくない。
現在、各鉄道会社も利用率の低下を受けつつも「乗ってもらうわけにもいかない」状況だ。そんな中、各社工夫を凝らして子ども向けのコンテンツを発信している会社が続出! どのコンテンツも面白いが、今回注目したいのがJR九州のコンテンツ「おうちであそぼう!」だ。
コミカルなデザインが楽しいJR九州の「おうちであそぼう!」(提供:JR九州)
サイトを見てみると、塗り絵、ペーパークラフト、すごろく、はがき・レターセットにJR九州の鉄道クイズと楽しいコンテンツが充実!
塗り絵には小さな子どもから楽しめる「やさしいぬりえ」から、D&S列車を始めJR九州のあらゆるデザインを手がけている水戸岡鋭治氏デザインの塗り絵までラインナップされ、合計23種類!
「やさしいぬりえ」は確かに子ども向けの雰囲気ではあるが、車両のディテールはしっかりと再現されており、鉄道大好きキッズでも十分に満足できるクオリティーであることを鉄ちゃんである筆者ムラカミが保証するぞ!
シンプルだけどちゃんとリアルな「やさしいぬりえ」(提供:JR九州)
この塗り絵だが、2020年5月31日(消印有効)まで「おうちであそぼう!ぬりえコンテスト」が開催中! この「おうちであそぼう!」に掲載している塗り絵全てが応募の対象となる。
各塗り絵はWebよりデータをダウンロードし、プリントアウトして使用し、画材(色鉛筆、絵具、クレヨンなど)は自由! 優秀作品にはJR九州からとっておきのプレゼントがもらえる。
ここで注目したいのが、そのプレゼント。「おうちであそぼう!」は子ども向けコンテンツではあるのだが、なんとこのぬりえコンテストでは12歳以上の「大人部門」が設けられている! しかも優秀賞は車内で本格スイーツフルコースが楽しめるゴージャスなD&S列車、「或る列車」ペア招待券と超豪華。或る列車についてはこちらもチェックしてみてほしい。
車内でスイーツコースが楽しめる「或る列車」
こんな素敵な旅が優秀作品にはプレゼントされる
もちろん、11歳以下が対象の「こども部門」だってプレゼントの豪華さでは負けてないぞ。優秀賞にはタカラトミー賞として、「発売中のきみの好きな「プラレール」3両単品車両1つ」と「新幹線N700S確認試験車立体レイアウトセット」が3名に贈られる。車両が好みで選べる、「きみの好きな『プラレール』」なんて設定をしちゃうあたりが粋だぜ、JR九州さん!
そのほかプレゼントや応募方法などについてはWebサイトを見てみてみよう。
新型コロナウイルス感染拡大の早期終息を祈念するコンテンツのアイデアをJR九州に聞いた
大人部門の設定などがユニークで、実にJR九州っぽい取り組みがなされているこのコンテンツ。そもそもこの「おうちであそぼう!」は同社が新型コロナウイルス感染拡大の早期終息を心から願い、スタートさせた、「その日まで、ともにがんばろう」プロジェクトの一環としてリリースされた。
今回、コンテンツのアイデアを発案したJR九州鉄道事業本部営業部の鵜澤 菜奈子さんに電話でお話を聞いてみた。
JR九州鉄道事業本部営業部の鵜澤 菜奈子さん。自身の体験から今回のアイディアが思い浮かんだ
「私自身、2児の母ということもあり、子どもたちが自由に外で遊べない状況の中で、無料で楽しめるコンテンツがあったらいいなと思ったのがきっかけです。
一方で、そのお子さんの面倒を見る大人の方にも、一緒に楽しんで気分転換していただけるよう、塗り甲斐のある水戸岡鋭治氏デザインのものや、コンテストの大人部門を企画しました。お子さまからご年配の方まで、あらゆる皆さんにご活用いただきお楽しみいただけたらうれしいです。
これからも、変わらない元気と笑顔の九州を発信し続けたいですし、プロジェクト名でもある、『その日が来たら』、苦難を乗り越えた九州が全力でお迎えしますので、ぜひ遊びにきてほしいです。今九州に帰りたくても帰れない方々も、お帰りをお待ちしております!」と電話口からもわかるほど、元気に話してくれた。
@DIME公式通販人気ランキング