
「採用」と聞いて「営業」や「マーケティング」をイメージする人事はほぼゼロ
「採用活動」は、候補者に興味を持ってもらい、最終的に自社への入社につなげるプロセスだ。営業活動も見込み顧客に興味を抱かせ、購入までつなげるプロセスであり、営業活動においてはこのプロセスの自動化をマーケティングオートメーションと言われる。
採用活動においても、より生産性が高い採用活動をために、採用の自動化、すなわち営業発想・マーケティング発想が求められているのだ。
しかし、「人事領域に営業やマーケティングの発想を持たない人がほとんどである」ことがMarketing-Roboticsの調査によって判明している。
調査で「 あなたが「採用」という言葉を聞いて、まず思い浮かぶものを3つまでお選びください」と質問したところ、38.0%の人が「求人広告」と回答。
この設問では、採用と聞いてもまだまだ「営業」や「マーケティング」を連想する人がほとんどいないことがわかる。
また、人事経験者108名のうち「新卒入社」と回答した人に「人事の仕事に就くまでの職種経験を教えてください。」と質問したところ、「総務」が39.2%で最多、次いで「事業開発」が37.3%、「入社時から人事」「システム」が同率で35.3%の結果になった。
「中途入社」と回答した人に「 前職までの経験職種を教えてください。」(と質問したところ、「人事」が49.1%と最多、次いで「総務」が42.1%の順に。中途入社は職務経験が活かせる職種で転職する人が多いためと推測できる。
調査時期:2019年12月27日(金)~2019年12月30日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象: 東京所在の企業の人事経験者108名
構成/ino.
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