
dodaが発表した『平均年収ランキング2019』によると、正社員の平均年収は408万円。それでは「職種別」「年代別」「都道府県別」では、どのような結果が出るのか。今回は各ランキング結果を見てみよう。
「高い専門スキル」が年収アップのカギになる?
職種別
全167職種のうち、平均年収ランキング1位は「投資銀行業務」(843万円)、2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(720万円)。3位は「内部監査」(709万円)という結果となり、「金融系専門職」、「専門職」系の仕事がトップ10のうち半数を占めた。
「営業系」では、「営業―医薬品メーカー」(659万円)が昨年から63万円アップして18位から6位に。続いて「MR」(658万円)が7位、「営業―医療機器メーカー」(543万円)が30位と、医療関係の営業職が昨年に引き続き上位となっている。
業種別
全96業種のトップ10のうち9つが「メーカー」、「金融」、「メディカル」系という結果になった。1位は昨年と同じ「金融」系の「投信/投資顧問」で648万円。昨年から191万円の大幅ダウンと全業種の中で最大の下落額ではあったものの、トップを維持している。
2位には「メディカル」系の「医薬品メーカー」(600万円)、3位にはメーカーの「たばこ」(591万円)が続いた。
年代別
年代別では、30代で10万円、40代で21万円、50代以上では23万円のダウンとなったものの、20代の男性の平均年収のみ昨年の367万円から微増の369万円となった。
都道府県別
都道府県別では、1位の東京都(438万円)から始まり、2位に神奈川県、3位に千葉県と続き上位6位までを首都圏が占めている。
また47都道府県の中で昨年よりも金額が増えたのは13県のみで、特に徳島県は20万円のアップとなった。
調査概要
【対象者】2018年9月~2019年8月末までの間に、dodaエージェントサービスに登録した20~65歳のホワイトカラー系職種の男女
【雇用形態】正社員
【有効回答数】約40万件
※平均年収:手取りではなく支給額
※順位算出:平均年収(万円)の小数点単位で順位づけ
※生涯賃金の算出方法:20代(22歳~)、30代、40代、50代以上(~65歳)における平均年収を年数分掛けて合計した金額(退職金は含まない)
構成/ino.
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