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飼い猫の1割以上に分離不安症の症状あり、ブラジル・ジュイス デ フォーラ連邦大学研究報告

2020.05.05

飼いネコの1割以上に「分離不安症」症状

ネコは、普段はよそよそしい態度を取っていても、本当は飼い主と離れることを嫌がっているのかもしれない――。

ジュイス・デ・フォーラ連邦大学(ブラジル)のDaiana de Souza Machado氏らが行った研究から、飼いネコの10匹中1匹以上が分離不安症の症状を抱えているとする結果が明らかになった。

研究の詳細は「PLOS ONE」4月15日オンライン版に掲載された。

これまで、イヌに関しては、分離不安症などの精神的な問題行動に関する研究が数多く報告されている。

一方、ネコは独立心が強く単独行動を好む動物であると考えられており、ネコの分離不安症に関して十分研究されてこなかった。

しかし、今回の研究から、「実はイヌと同様、ネコも飼い主との絆を求める極めて社会性にあふれた動物であることが分かった」とde Souza Machado氏らは報告している。

de Souza Machado氏らは今回、家庭でネコを飼っている130人の男女を対象に、飼い猫に関する質問に回答してもらった。複数のネコを飼っている人も含め、計223匹のネコについての回答が得られた。

回答を解析した結果、223匹中30匹(13.5%)が分離不安症の診断基準を一つ以上満たしていることが分かった。

分離不安症の症状としては、破壊的行動(20匹、66.7%)が最も多く、大きな声で泣き続ける(19匹、63.3%)、トイレ以外の場所に排尿する(18匹、60.0%)、抑うつや意欲低下(16匹、53.3%)、攻撃性および興奮や不安(それぞれ11匹、36.7%)、トイレ以外の場所に排便する(7匹、23.3%)が続いた。

また、分離不安症を抱えているネコの飼い主の年齢は18~35歳で、飼いネコにおもちゃが与えられていない、あるいは一緒に遊べる他の動物がいないことなども明らかになった。

この研究結果についてde Souza Machado氏は「今後の研究の足掛かりとなるものだが、ネコの行動が飼い主の主観に基づいて評価されているという限界がある」と指摘。

例えば、引っ掻く癖はネコの正常な行動の一つだが、飼い主によってはそれを破壊的行動と捉える可能性があるという。

そのため、同氏は「今後、研究者が実際にネコの行動を観察して結果を検証する必要がある」としているが、それでも、この研究は出発点としての意味があり、「おもちゃを与えるなどの対策がネコの分離不安症の解消に役立つ可能性を示唆するものだ」と述べている。(HealthDay News 2020年4月15日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0230999

構成/DIME編集部

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