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ゴミを美しいものに変えるNIKEのスニーカー「スペース ヒッピー」は靴のグリーンイノベーションを加速させるか?

2020.04.28

ナイキ史上最低の炭素排出スコアで生産したフットウェア

工場の床に廃棄されるスクラップは、ナイキにとって「宇宙ゴミ」だった。

そんな「宇宙ゴミ」と呼ばれるスクラップを蘇らせる新たな取り組みから生まれたナイキのフットウェア『ナイキ スペース ヒッピー』は、従来の”リサイクル”されたプロダクトとは一線を画す。

廃棄されるはずだった物をマテリアルとして取り入れながらも、創造性を損なわずアップサイクルすることで「ゴミを美しいものに変える」という進化のバロメーターを現した、環境価値のあるプロダクトだからだ。

最初に『ナイキ スペース ヒッピー コレクション』が展開する4つのプロダクトは、素材・選択・生産方法から包装材などの全ての要素が環境に与える負荷を考慮し厳選された、ナイキ史上最低の炭素排出スコアで生産したフットウェアとなっている。

ナイキ スペース ヒッピー 01

ナイキ スペース ヒッピー 02

ナイキ スペース ヒッピー 03

ナイキ スペース ヒッピー 04

※スペース ヒッピー コレクション01、02、03、ウィメンズ向けのスペース ヒッピー コレクション04は2020 SUMMERシーズンにSNKRSおよび一部ナイキ販売店で発売予定。

プラスティックのボトル、Tシャツや糸くずを再生

2020年代の環境に配慮した新たなプロダクト『スペース ヒッピー』は「ゴミという悪を攻撃する存在」とも言えるとナイキのチーフ デザイン オフィサーであるジョン・ホークは話している。気象変動問題の緊急性に対応する大胆な対策は、その細部を紐解くことでより鮮明になっていく。

まず、アッパーを作るエンジニアードニットにはリサイクルされたプラスティックのボトル、Tシャツや糸くずを含む100%再生素材を使用。スペースヒッピー02のアッパーと他の部分を合わせると、90%が再生素材から構成されている。

クッショニングには、ヴェイパーフライ4%の製造工場のスクラップをもとに、ズームXフォームを再加工。これにより、通常のナイキ フォームと比較してみても、二酸化炭素の排出量はおよそ半分になった。

さらに「クレーターフォーム」で作るスペースヒッピーのソール部分には、通常のナイキフォームにナイキ グラインド ラバーを15%混ぜ込んだ。これにより、新しい素材の使用を減らし、炭素排出量の削減を実現。同時に、ミッドソール毎にナイキ グラインドの粒がそれぞれ異なる素材感や色のミックス生み出す『スペースヒッピー』の魅力的なデザインにも繋がっている。

ミッドソール内で散り散りになったグラインドの粒が、「宇宙」を彷彿とさせる。

図らずも環境問題への対策、という背景が見える美しいデザインだ。

廃棄される物は本当に廃棄すべき物なのか?

ゴミという概念を捨てることで、また新たな価値を手に入れる。

その可能性と、実際に“ゴミを美しいものに変える”という進化のバロメーターさえも私たちに現してくれた『ナイキ スペース ヒッピー』は、これからのグリーン・イノベーションを促進させる一助を担ってくれるのではないだろうか。

履くたびに環境問題への意識を高めるフットウェアとして、今後の展開にも期待したい。

NIKE公式サイト
https://www.nike.com/jp/

取材・文/サヨサモコ

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