人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

8万円強で買える5Gスマホ!ZTEのハイエンドモデル「Axon 10 Pro 5G」はお買い得?

2020.04.22

■連載/石野純也のガチレビュー

 大手3キャリアが、5Gの商用サービスを相次いで開始した。端末ラインナップには差がある一方で、当初はやはりハイエンドモデルが多く、それがゆえに端末価格は高額になりがちだ。

 そんな中、ハイエンドでありながら、約8万円の最安価格を打ち出した端末がある。それが、ZTEのAxon 10 Pro 5Gだ。価格は税抜きで8万円強。キャンペーンで、PayPayの残高が1万円分もらえるため、実質7万円台で購入できるのが魅力。10万円を超えるハイエンドモデルとは、大きな価格差がある。

 一方で、機能面は他のハイエンドモデルと比べてもそん色ない。チップセットには、クアルコムのSnapdragon 865を採用。メモリ(RAM)は6GBで、ストレージ(ROM)は128GBとなる。10GBオーバーのRAMを採用する最上位モデルと比べると、やや心もとないところはあるものの、処理能力は高く、ゲームなどの比較的重くなりがちなアプリもきちんと動かすことができそうだ。カメラも広角、標準、望遠のトリプル構成だ。

ソフトバンクから発売されたZTE製の「Axon 10 Pro 5G」

 手ごろな一方で、コストダウンのためか、日本仕様と呼ばれるおサイフケータイなどには非対応。防水や防塵仕様も備えていない。では、実際の使い勝手はどうか。現行の5Gスマホでは最安となる、この端末のコスパを検証した。

4Gスマホと変わらないサイズ感、ディスプレイは高品質

 5Gスマホと言っても、デザインは4Gのときと大きく変わっていない。ボディが極端に厚くなったり、ディスプレイサイズが大画面になったりということはなく、いわゆる標準的なスマホのサイズに納まっている。ディスプレイサイズは6.4インチとやや大型だが、左右がカーブしている有機ELのため、手にしっかりなじむ。金属のフレームも質感が高く、いわゆる格安端末とは一線を画した印象を受けるだろう。

左右がキレイにカーブしているため、手に取ったときのフィット感が高い

 有機ELのディスプレイは、発色もビビッドで、映像が引き立って見える。黒を基調とした素材のため、暗い部分の色の締まりもよく、コンパクトながらしっかりと映像を視聴できる。コントラストやシャープネス、彩度を自動で調整する「ディスプレイ最適化」という機能も搭載されている。ディスプレイの色温度を暖色にする「読み取り専用モード」も搭載されており、目に優しい。このモードは、アプリごとに設定できるため、電子書籍リーダーなどを登録しておくといいかもしれない。

「ディスプレイ最適化」や「読み取り専用モード」が用意されている

 有機ELは部分的にディスプレイを点灯でき、バッテリーの消費を少なく抑えつつ、時計など、一部の情報を表示することも可能だ。Axon 10 Pro 5Gにもこうした機能が搭載されており、「常時表示」をオンにすると、時刻、日時、曜日、バッテリー残量といった情報を常時表示できる。ただし、省電力といっても部分的にディスプレイは点灯した状態になるため、それなりにバッテリーを消費するのも事実。そのため、このモードは、オンにする時間を設定しておくことも可能だ。充電器につないでいる時間が長い、夜だけオンにしておくなど、工夫して使うようにしたい。

ディスプレイの一部に時計などの情報を常時表示できる

キレイに撮れるトリプルカメラだが、暗所は弱めか

 トリプルカメラの実力はどうか。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が発動されたため、試せるシチュエーションは限定されてしまったが、以下に掲載した作例のように、屋外の風景写真は、色のバランスが自然で、ディテールも鮮明に映し出されている。約0.5倍になる広角カメラも、歪みが少なくキレイだ。3倍のズームレンズは、F値が2.4と少々暗めだが、屋外で風景写真を撮るには十分な明るさと言える。

広角、標準、望遠のトリプルカメラを搭載

上からワイド、1倍、3倍の写真。ワイドでも歪みが少ない

 カメラの切り替えでは3倍ズームまで可能だが、ユーザーインターフェイス上は20倍まで対応している。光学ズームとデジタルズームの組み合わせで、この倍率を実現しているというわけだ。昨今のカメラに強いスマホは、30倍や100倍といった数値を打ち出しているため、驚きのある数値ではないが、遠くの被写体に寄って撮れるのはうれしいポイント。デジタルズームに頼る部分が大きいため、映像が荒れてしまうかと思いきや、意外とシャープネスがしっかりかかっていて、看板の文字なども読むことができた。

デジタルズームは20倍まで対応する

デジタルズームで引き延ばしている割には、文字はしっかり読み取れる

 人物を検知するポートレートモードのほか、2つのカメラの視差を利用し、深度を測定する「背景ぼかし」にも対応する。人物以外の被写体に適用でき、深度情報が写真に記録されるため、後からボケ具合の調整も可能だ。フォーカスの位置も後から変更できるため、一眼レフのようなボケ味のある写真を撮りたいときに重宝するはずだ。

背景ぼかしで撮った写真。ピントの位置やボケ具合は、後から調整できる

 ただし、最近のハイエンドスマホでは一般的な、複数枚の写真を合成して感度を上げる、夜景モードのような機能は搭載されていない。当然と言えば当然だが、暗い場所で撮影するとシャッター速度が落ち、手ぶれが発生しやすくなる。端末によってはISO感度を上げるなどして、手ブレを抑えるものもあるが、どうもAxon 10 Pro 5Gはブレが起きやすい印象だ。昨今のトレンドを踏まえると、ハイエンドモデルなだけに、夜景モードに代表される暗所撮影が可能な機能は搭載してほしかった。

暗所で撮った写真は、残念ながらややブレが多い印象

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年10月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「電動ブレンダー&ホイッパー」!特集は「ポイ活 勝利の方程式」「アップル新製品」「キッチン家電」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。