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飲んでビックリ!三陸で日本一のティーファクトリーを目指すお茶店「OCHACCO」がピンクやブルーの日本茶に込めた想い

2020.04.24

■茂木雅世のお茶でchill out!

グラスに注がれたこの美しい飲み物。

なんだかわかりますか?

ジュースでもカクテルでもなく、実はこれ日本茶なんです。

宮城県女川町。お茶の一大産地ではないこの地で「三陸地方に日本一のティーファクトリー」をつくる夢を掲げ、独創的なお茶を作っている日本茶のお店があります。

その名も「OCHACCO」

お茶を飲みながら友人とおしゃべりを楽しむことを東北では「おちゃっこ飲み」と言うそうですが、そんな東北ならではの素敵な言葉から名付けられたお店です。

自分の経験を大切にする

代表の内海康生さんはもともと老舗紅茶ブランド「マリアージュフレール」で働いていた紅茶のプロフェッショナル。地元の気仙沼と長く関わりたいと2017年からこのプロジェクトをスタートさせましたが、日本茶を扱うのは初めてだったということもあり、当初は試行錯誤の日々だったといいます。

故郷の良き文化である“おちゃっこ飲み”を大切に思う気持ちと紅茶の世界で培った知識と感覚。

それらが混ざり合い生まれるのは、今までの日本茶のイメージとは違う、唯一無二のお茶の世界です。

お茶は暖かい所で育つため、東北地方ではほとんど作られていませんが、実は宮城県の石巻では少量ながら“北限のお茶”とも言われる桃生茶 が栽培されています。

この桃生茶をベースにハイビスカスを加え、ピンク色を引き出した“モノルージュ”

バタフライピーというハーブを加え、三陸の海を彷彿とさせるブルーを引き出した“モノブルー”

今ではOCHACCOを語るうえで欠かせないこの2種類のお茶ですが、そのお茶がうまれた理由にも内海さんならではの想いが込められています。

「お茶って、一人じゃなくて誰かと飲むものだと思うんです。“私と誰か”“月と太陽”“陰と陽”のように、対になるもの…そういったことをお茶で表現したくて、ピンクとブルーのお茶をつくりました」

“乾杯したくなる”お茶を作りたい

“自分達ならではの世界観を表現すること”

“おいしいだけ、香りが良いだけでなく、お茶にストーリーを込めること”

お茶を作る際に、特にその2点を大切にしているという内海さん。

緑茶に色とりどりのお花をブレンドし、ブーケのように仕上げたお茶

大胆にも紅茶とほうじ茶をブレンドしたお茶

ソーダで割ったり、はちみつを入れたり、ブランデーを一滴垂らしたり…

その飲み方も今までの日本茶のイメージとは全く異なるものばかりですが、一貫して見えてくるのは“誰かと飲みたくなるお茶を作る”そんな強い想いです。

また、紅茶の世界で働いていたからこそ、うまれたこんなお茶も。

紅茶の世界ではチョコレートやキャラメルなど香りの強いものには、通常アッサムやウバといったお茶をブレンドすることが多いのだそう。

これを、日本茶に置き換えたら、どうなるだろう。

そういったアプローチから出来上がったのが、このほうじ茶にカカオをブレンドして仕上げた「ビターチョコレート」

ほんのりチョコレートが香るほうじ茶です。

「お茶の名産地でないけれど、おちゃっこ文化が根付く地だからこそ出来るお茶がある」

そんな言葉通り、OCHACCOのフレーバーティーには気仙沼や東北で作られたものがたくさん詰め込まれています。

港町のイメージが強い気仙沼ですが、実は野菜や果物も栽培されており、地元で愛される特産品もたくさんあるのだとか。

いちご、かぼちゃ、いちじく…

内海さんはそうした地元の特産を積極的にお茶と掛け合わせ、新たな魅力を引き出すようなフレーバーティーに仕上げます。

日本茶とはこうあるべきという既成概念がなかったからこそ、お茶で自由に表現したいものをつくることが出来ていると語る内海さん。

東北から新しいティーカルチャーを生み出し続けて3年経った今、「三陸地方をお茶の街にする」という夢を本気で描くようになったといいます。

今年も新茶の季節がやってきます。

長い冬を超えて摘まれる石巻の「桃生茶」はいわゆるお茶摘みの季節“八十八夜”(=5月1日または2日)よりも少し遅い百八夜、5月22日頃だそう。

「お茶にしない?」と思わず誰かに声をかけたくなるOCHACCOのお茶。

これからもしあわせな時間とワクワクするようなお茶の世界を三陸から世界へと届けていくことでしょう。

OCHACCO→ http://ochacco.jp/

文/茂木雅世(もき まさよ)

お茶好きが高じて、2009年仕事を辞めてお茶の世界へ。2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
ゆるっとお茶を楽しもうが合言葉の“ゆる煎茶部”代表。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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