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肥満女性の高血圧予防にピラティスが有効である可能性、米メリーマウント大学研究報告

2020.04.25

肥満女性の高血圧予防に「ピラティス」が有用か?

ピラティスによる体幹トレーニングは、腹筋を鍛えるだけでなく、血圧を下げたり、動脈硬化を改善したりする可能性があることが、米メリーマウント大学のAlexei Wong氏らの研究から明らかになった。

血圧が高い肥満の若年女性において、ピラティスは血管機能を改善し、体脂肪を減らすことが分かったという。研究結果の詳細は「American Journal of Hypertension」4月1日オンライン版に掲載された。

ピラティスとは、体幹の強化や柔軟性、姿勢や呼吸法に焦点を当てた運動プログラムのこと。中でもマットの上で行う「マットピラティス」は、狭い場所でも簡単に行え、初心者でも手軽に始められる運動として人気を博している。

今回の研究は、19~27歳の高血圧の肥満女性28人を対象としたもので、全員、非喫煙者で慢性疾患がなく、週に90分未満の定期的な運動を行っていた。

被験者の半数は、認定インストラクターの監督下でマットピラティスのセッションを12週間行う群に、残りの半数は運動をしない対照群にランダムに割り付けて、マットピラティスが血管機能や体脂肪に与える影響について検討した。

ピラティス群には、マットピラティスのセッションを1回1時間、週3回実施した。セッションは、10分間のウォーミングアップとストレッチ、40分間の一般的なマットピラティス運動、10分間のクールダウンで構成された。また、トレーニングの強度は12週間をかけて徐々に上げていった。

その結果、トレーニング終了時までに、対照群と比べてピラティス群では、全身の動脈硬化の指標である上腕足首脈波伝播速度(baPWV)と脈波増大係数(AIx)が有意に改善した。また、末梢の収縮期血圧(SBP)は5mmHg、中心のSBPは6mmHg低く、体脂肪率も2%低くなったことが分かった。

Wong氏は「われわれは今回、マットピラティスは若い肥満女性の高血圧リスクを低減させるという仮説を立てた。この研究結果は、マットピラティスがこれらの女性において、血圧、動脈硬化、体脂肪を改善することにより心血管の健康にベネフィットをもたらすことのエビデンスとなるものだ」と説明している。

この結果を受け、Wong氏らは「肥満の人は、有酸素運動やレジスタンス運動をなかなか続けられないことが課題とされている。そのため、マットピラティスによるトレーニングは、若い肥満者の高血圧や心血管イベントの予防策の一つとなる可能性がある」と結論づけている。

米国では、若年成人の肥満率の高さは公衆衛生上の大きな問題となっている。運動は心臓の健康リスクの管理において重要な要素だが、「肥満の女性は、なかなか運動を習慣づけられない傾向がある」とWong氏らは指摘している。(HealthDay News 2020年4月6日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://academic.oup.com/ajh/advance-article-abstract/doi/10.1093/ajh/hpaa026/5814700?redirectedFrom=fulltext

構成/DIME編集部

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