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心肺持久力が高い人ほど大幅な減量を達成できる可能性、米コロラド大学研究報告

2020.04.25

「心肺持久力」が減量成功の鍵?

減量を始めた時点で心肺持久力が高い人ほど、18カ月後には大幅な減量を達成できる可能性があることが、米コロラド大学アンシュッツ医学部のAdnin Zaman氏らの研究から示された。

この研究結果が発表される予定だった米国内分泌学会(ENDO 2020、3月28~31日、米サンフランシスコ)は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で開催中止となったが、抄録は「Journal of the Endocrine Society」3月21日号(special supplemental section)に掲載された。

今回の研究は、18カ月にわたる長期の減量プログラムに参加した過体重および肥満の成人60人(平均年齢41±9.5歳、平均BMI34.6±4.2、女性80%)を対象としたもの。

減量プログラムには、カロリー制限食とグループでの生活指導のほか、専門家の指導下での6カ月間の運動療法が含まれた。

運動療法では、中強度から高強度の運動を週に300分間実施し、プログラム終了後も、被験者には各自で同様のレベルの運動を継続するよう指示した。

また、研究開始時と6カ月後、12カ月後、18カ月後に活動量計を1週間装着してもらい、運動量を測定した。

研究開始時に実施したトレッドミル負荷試験の結果、被験者のうち20人(33%)は心肺持久力が極めて低く、残りの40人(67%)は心肺持久力がやや低いか良好であった。

被験者をこれらの2つのグループに分けて比較したところ、心肺持久力が極めて低いグループでは、心肺持久力がやや低いまたは良好だったグループと比べて肥満度(BMI)が高かった。

また、研究開始時から6カ月後および12カ月後には、体重減少幅には両グループ間で差は見られなかった。しかし、18カ月後には、心肺持久力がやや低いまたは良好だったグループでは平均で約8.2kg減量したのに対し、心肺持久力が極めて低いグループでは約4.3kgの減量にとどまっていた。

研究期間中に全ての被験者で、中強度から高強度の運動実施時間が増えていたが、心肺持久力がやや低いか良好なグループは平均42分増加していたのに対し、心肺持久力が極めて低いグループでは平均24分の増加と大きな開きが見られた。

Zaman氏は「この研究結果は、減量プログラムの質を改善する上で役立つと思われる。心肺持久力が低い人には、運動療法を強化した減量プログラムを行うことにより、中強度から高強度の身体活動レベルを上げ、長期にわたる減量の成功につなげられる可能性が示唆された」と説明している。

ただ、Zaman氏は「この結果には他の要因が影響を与えた可能性がある」と指摘。その上で、「減量プログラムに運動療法を追加したり、心肺持久力を向上させるような取り組みを行うことで減量効果を高められるのか、さらに研究を重ねていく必要がある」と述べている。(HealthDay News 2020年3月31日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.endocrine.org/-/media/endocrine/files/endo2020/abstracts/zaman-abstract.pdf

Press Release
https://www.endocrine.org/news-and-advocacy/news-room/2020/poor-fitness-may-impede-long-term-success-in-weight-loss-program

構成/DIME編集部

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