ひと足早くテレワークに取り組んできた企業のテレワーカーたちは、どのようにスケジュールを組み立て、仕事に向き合っているのか。休校で子供が在宅するなど、普段と異なる環境で奮闘する先駆者たちに、オンとオフを切り替えるコツをはじめ、作業の効率化に関する〝勝利の方程式〟を聞いた。
※こちらの記事は3月に取材したものです。
KDDI社員の方程式
□ シェアオフィスの個室を有効活用
□ チャットツールでこまめに連絡を取る
□ 家庭事情に合わせて仕事時間を調整する
育休中の妻と次男(1歳半)が常に家にいます。そのため、積極的に活用しているのが、会社で提携しているシェアオフィス。個室を予約すれば周りを気にせず、電話会議や資料作成を進められますし、場合によっては職場にいるよりも集中できます。普段と異なる場所に出向くのは気分転換にも効果的。チームメンバーとは対面で話す機会が減る分、チャットやWeb会議でこまめに連絡を取り合うことも大切です。夕方に一度仕事を中断して子供のお迎えに行ってから仕事に戻るなど、家庭と仕事をうまく両立させるよう心がけています。
KDDI
サービス統括本部
5G・XRサービス戦略部
米谷亮比古さん
入社10年目。今春スタートしたau 5Gサービスのプロモーションを担当。プライベートでは4歳児と1歳児の育児に奮闘中。
在宅勤務の様子をチラ見!
在宅時はリビングのダイニングテーブルで仕事をすることが多い。会社が指定するリモートアクセスツールを使って業務PCにアクセス。電話会議には業務用スマホから参加している。
とある1日のタイムスケジュール
07:30 起床後、子供の朝食準備、洗濯、長男の保育園支度など
08:45 自転車で長男を保育園まで送り届けた後、帰宅
09:30 在宅勤務開始。PCを立ち上げたらまずはその日の電話会議スケジュールをチェック。
次いでメールやTeamsなどの応対
10:00 主に電話会議の時間
12:00 シェアオフィスへの移動がてらランチ
13:00 シェアオフィスで業務 (電話会議だったり資料作成だったり)
16:30 保育園お迎え、帰宅。子供の夕食準備
18:00 再度業務時間
在宅時には家族や子供ともコミュニケーションをとりつつ、シェアオフィスを活用。集中できる時間や環境も作り、仕事にメリハリをつけている。
取材・文/太田百合子
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