
2020年度の収納サービス(レンタル収納・コンテナ収納・トランクルーム)の国内市場規模は 829億3,000万円と、2011年度比では約1.8倍市場規模に達すると予測されている。
特に都市部では、収納拠点数の増加とともに一般生活者の利用増も見込まれることから、今後も堅調に市場拡大が進むだろう。
しかし、細分化している収納サービスの特徴や違いを理解している消費者は少なく、最適なサービスを見つけづらい現状にある。そこでLIFULL SPACEは、荷物を預けたいと考えるユーザー自身のライフスタイルに合った収納スペースをより楽に見つけられるよう、『国内収納サービスカオスマップ2020年版』を発表した。今回は各サービスの特徴も合わせて紹介したい。
国内収納サービス カオスマップ2020年版
収納サービスの主な種類と特徴
トランクルーム
非倉庫事業者が運営する、屋内、屋外のレンタル収納スペースを1畳や2畳など部屋単位で借りるサービス。荷物の出し入れは自身で行う。自宅周辺に荷物を保管し、取り出したいときに取り出す用途に向いている。また、屋内はセキュリティや保管状況も良好なため、第2の押し入れとして利用している方が多い。
宅配トランクルーム
荷物を宅配でトランクルームや倉庫へ収納するサービス。荷物の取り出しは運営会社や宅配業者が出荷作業をし、宅配で自宅に届くサービス。自身で荷物の運送が難しい方の利用に適している。
クラウド収納
ダンボール単位・サイズ単位で荷物を預ける。アイテム1点1点を写真撮影し、クラウド上で管理して、アイテム単位で取り出しできるサービス。預けたモノを写真で把握したい、小さいモノを大量にダンボールに詰めて預けたいなどの利用に適している。
一時保管
郵便局やカラオケ店、飲食店など、様々な店舗で一時的に荷物を預けられる。イベント時の手荷物や旅行中スーツケースなどを近くの店舗に預けて手ぶらで観光するなどのシーンに適している。
収納シェア
個人間で収納スペースを貸し借りするシェアリングサービス。自宅の使っていない部屋や、店舗の空きスペースを利用する。企業が管理する収納サービスに比べて、価格が安価なのが特徴。また、荷物を預かる側は、空間という資産を効率的に稼働させることができ、新しい形の副業としても注目されている。
バイクコンテナ
コンテナをレンタルして、オートバイを収納する。雨風や盗難対策のために屋内で管理したい場合や、複数台所有していて自宅や近所に駐車がない場合などに使用される。
トランクルームポータル
トランクルームを利用したい人が、借りたい場所のトランクルームを検索できるサイト。料金や広さ、環境などの必要な情報が取得でき数多くある業者を比較しやすい。
バイクコンテナポータル
バイクコンテナを利用したい人が、借りたい場所のバイクコンテナの情報を検索できるサイト。料金や広さ、環境などの必要な情報が取得でき数多くある業者を比較しやすい。
構成/ino
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