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新型コロナ感染拡大で3月の街角景気はどこまで悪化したのか?

2020.04.14

内閣府が街角の景況感を調査すべく、毎月行っているいわゆる「街角景気」。これは、景気に敏感なタクシー運転手や小売店、メーカー、輸送業、広告代理店など、地域の景気の動きを観察できる立場にある約2,000人を対象とした調査のことだ。

3月の『街角景気』では、新型コロナ感染拡大の影響で現状判断指数(DI)、先行き判断指数(DI)ともに、先月に引き続き大幅な低下となった。

以下、そんな3月の『街角景気』の詳細をまとめた、三井住友DSアセットマネジメントによるレポートを紹介していきたい。

現状判断DIは前月比▲13.2ポイントの大幅低下で14.2

3月の『街角景気』によると、現状判断DI(季節調整値)は前月比▲13.2ポイント低下し14.2と統計開始以来で最低の水準となった。先月は前月比▲14.5ポイント低下でしたので、2カ月連続の大幅低下となった。

項目別では家計動向関連、企業動向関連、雇用関連の全てにわたって大幅な低下となっている。新型コロナの影響により、街角の景況感が極めて深刻な状況にあることが確認できる結果となった。

先行き判断DIは前月比▲5.8ポイントの18.8となった。先月は前月比▲17.2ポイント低下でしたので、低下幅は縮小したが、引き続き大幅低下となった。

項目別では雇用関連が大きく低下しており、新型コロナの影響が雇用環境を脅かしていることがわかる。

現状コメントは「コロナ・肺炎」が高水準

街角の声をより客観的に分析する、当社独自のテキストマイニングによる分析手法(*)によると、ウォッチャーの現状判断に関するコメントにおける単語の使用数は、ネガティブな単語の使用比率がポジティブな単語を6か月連続で上回り、両者の差は大幅に拡大した。

「コロナ・肺炎」の急増が継続しており、不安にかかわる用語が高水準で推移している。

先行き判断については、ネガティブな単語の使用比率がポジティブな単語を3か月連続で上回った。こちらも「コロナ・肺炎」の使用が依然高水準だ。

(*)テキスト(文書)をコンピュータで探索する技術の総称。典型的な例として、テキストにおける単語の使用頻度を測定し、テキストの特徴を統計的に分析・可視化することで、背後にある有益な情報を探ることができる。

景況感は大幅に悪化。新型ウイルス感染収束が待たれる

内閣府は『街角景気』について、「急速に厳しい状況となっている」から「極めて厳しい状況にある」に下方修正した。先行きについても「一段と厳しい状況になるとみている」から「一段と厳しさが増すとみている」と先行きの厳しさを強めた。

政府は7日に緊急事態宣言を発令し、合わせて大型の経済対策を示した。早期の感染収束が待たれる。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント株式会社

構成/こじへい

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