
都道府県、観光地・名所、グルメ、アニメ…訪日外国人の知識充実、リピート率の増加により、検索ワードは年々具体的になっている。
そこでバイドゥは、2019年訪日中国人の百度検索動向ランキングを発表した。今回は主要となる4つのジャンル別ランキングを抜粋。
2019年に中国人から人気を集めた「日本のキーワード」とは?
2019年訪日中国人の検索動向ランキング
都道府県検索ランキング
北海道が初の1位に。関東周辺都市の検索数も増加
北海道が初の1位に。日本でのスキー体験への関心は高く、旅行記などでも多く紹介されている。一方で、大阪は、昨年の1位から5位にランクを落としているが「心斎橋」「梅田」など買物エリアの検索数は依然として多い。
その他、「軽井沢」「伊豆」「川越」「横須賀」「横浜」などの東京から足を延ばせる観光地・都市の検索数の上昇も顕著。2019年は東京、大阪だけでなく、地方へ、周辺都市への拡大がみられる結果となった。
観光地・名所検索ランキング
河口湖が1位に。富士山周辺が強い
富士五湖の一つである河口湖が初の1位に。富士山は2年ぶりにランクイン。2019年は富士山麓の観光への注目度の高さがわかる。令和に元号が変わった2019年は、「皇居」への注目度も高く4位にランクイン。
皇居内にある「二重橋」の検索も多い結果となった。3位には東京スカイツリーが初のランクイン。人気観光スポットの浅草寺へも徒歩20分の距離だ。
観光地・名所 検索ランキング
~番外編:お寺、島~
番外編:お寺 検索ランキング 「東は浅草寺、西は清水寺」
1位は浅草寺(東京)、2位は清水寺(京都)、3位は金閣寺(京都)、4位は東福寺(京都)、5位が本能寺(京都)。
番外編:島 検索ランキング 「瀬戸内海の島々への関心高い」
1位は八景島(神奈川)、2位は江の島(神奈川)、3位は小豆島(香川)、4位は淡路島(兵庫)、5位が直島(香川)。その他、猫島の通称で親しまれている青島、世界遺産の厳島神社がある厳島など瀬戸内海の島々への注目度が高い。
グルメ検索ランキング
和牛が2位にランクイン。ブランド牛の検索も
うどんが1位に。「和牛」は2年連続ランクインの2位。「和牛」「黒毛和牛」といったワード以外にも、「神戸牛(兵庫県)」「佐賀牛(佐賀県)」「松坂牛(三重県)」「仙台牛(宮城県)」「山形牛(山形県)」といった個別のブランド牛も多く検索されており、検索ワードの粒度から関心度の高さがわかる。入れ替わりが激しいグルメランキングで「みそ汁」は3年連続のランクイン。
アニメ検索ランキング
キャラクター名での検索も!
1位は「文豪ストレイドッグス」。太宰治、芥川龍之介といった文豪がキャラクター化され、作品名を冠した異能力を用いて戦うアクション漫画。中国では今年4月に3rdシーズンのアニメ配信され再注目されたようだ。
2位の「くまモン」は、3月に中国語の正式名称を「酷MA萌」から「熊本熊」に変更した。3位は「犬夜叉」。9月に中国でスマホ向け3DアクションRPG『犬夜叉 奈落の戦い』をリリースしたことで、人気が再燃したようだ。「ナルト」「ONE PIECE」は昨年に続き人気作品で検索も多い。
ランキング調査期間:2019年1月1日から12月15日まで
調査内容:日本における中国人が百度検索で検索したキーワードランキング
構成/ino
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