
訪日外国人向けのショッピングサポートアプリ「Payke」は、商品のバーコードをスマートフォンでかざすだけで、あらゆる情報や口コミを利用者の母国語で閲覧できるサービスだ。現在、7言語に対応しており、利用ユーザは400万人を超えている。
今回、「Payke」のスキャン数と検索数のデータを活用し、台湾の日本製品に対する関心度を分析した。台湾で関心の高い日本製品とは?
商品スキャン数と検索数で認知度を分析!「台湾で人気の日本製品ランキング」
食品
化粧品
医薬品
※Google AdWords キーワードプランナーツールによる検索数データ
台湾における繁体字の検索数(2019年1月~10月)
需要がありながら、認知度が低い可能性がある商品
スキャン数が多い一方で検索数が少ない商品は、商品情報を知らないが、興味関心が高いため、スキャンをして商品情報を得ていると考えられる。これは、需要の高い商品でありながら、商品としての認知度が低い可能性がある。
食品では『一平ちゃん』『雪印コーヒー』『じゃがりこ』、化粧品では『なめらか本舗』『馬油スキンクリーム』、医薬品では『サンテFX』『ロートリセ』などがこれにあたる。
認知度と需要ともに高い可能性のある商品
また、スキャン数が少なく、検索数が多い商品は、商品としての認知度と需要がともに高い可能性がある商品といえる。
食品では『午後の紅茶』『マルちゃん』、化粧品では『ペアアクネ』『ロゼット』『ヒアルロン酸原液』『薬用パック ツブ・ナイト』、医薬品では『アリナミン』『サロンパス』などがこれにあたる。
興味関心の需要にアプローチできるようなWebプロモーションを
商品のスキャン数と検索数からもいえるように、顕在的な商品に関する興味関心があるのにも関わらず、商品名が長かったり覚えづらい場合、認知度が上がらず、リピートやネット上の購買に繋がらなくなってしまう。
覚えやすい・検索しやすいネーミングにすることはもちろんのこと、商品を検索したときに広告や自社サイトがトップに表示されるよう、Webプロモーションを行っていくことが必須となるだろう。
構成/ino