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人と人ではなく興味と興味をつなげるSNS「Pinterest」の上手な活用事例とコンテンツ作りのポイント

2020.04.10

画像をボードに“ピンどめ”してブックマークできる「Pinterest(ピンタレスト)」。米国発のWebサービスの一つで、日本でも多くのユーザーに活用されている。他のSNSと同様、Pinterestも企業がマーケティングに活用しているケースも多い。

今回は、Pinterestをビジネスに活用するには、どんな方法があるのか、またそのコンテンツ作成や運用のポイントについて、Pinterest運用代行を行っているシェアコトにインタビューを行った。

Pinterestはどんな目的で企業に活用されている?

Pinterestは、ユーザーが自分の興味関心に基づき、情報を集めるために利用するブックマークツールだ。Webサイトにある画像をお気に入り登録して、自分のボードに収集することを「ピン」と呼ぶ。Pinterest内にある、他のユーザーが「ピン」したものを自分のボードに保存することもできる。これを「リピン」と呼ぶ。

例えば、ネットサーフィン中に気になるインテリアの写真を見つけたら、自分のボードにピンしておくと、後からそのインテリアの写真やその写真が掲載されていたページを振り返ることができる。

こうしたPinterestには、「ビジネス向けアカウント」が存在する。登録は無料で、アナリティクスやビジネス向けプロフィールなどのツールを利用できるようになっている。

Pinterestは、実際、企業にどのような目的で活用されることが多いのだろうか? シェアコトのソーシャルメディア事業部は次のように解説する。

「Pinterestは、未来の自分のためにアイデアを発見するSNSです。多くのユーザーは『イベントの予定を立てるため』に、前もってPinterestで情報収集する傾向があります。企業アカウントの運用では、イベント当日の30~45日前に投稿し、自社商品・世界観のPRを行っています。

例えば、企業公式アカウントページ上に、クリスマスの一か月ほど前から『クリスマス』のボードを作り、そこに自社のクリスマス関連商品やイメージ画像をピンしていきます。

これまでに検索や、他のSNSで出逢うことができなかったユーザーに対し、画像を通してブランドの商品や世界観をさりげなくPRできるメリットがあります」

シェアコトのソーシャルメディア事業部によれば、Pinterestのメインターゲット層は、Instagramより少し上の層の30~40代くらいの女性だそうだ。

またPinterestとの相性が良いジャンルは「Interior(インテリア)」、「Food&Drink(フード&ドリンク)」、「Beauty(ビューティー)」「Fashion(ファッション)」「DIY&Crafts(DIY&工芸)」であるという。

そして、商品特性や遷移先のWEBサイトに合わせ、『男女』『季節』『色』『商品』『イベント』などのカテゴリに分けてボードを作成する企業が多い傾向のようだ。

Pinterestと他のSNSとの違い

Pinterestのビジネス活用というと、他のSNS、例えばInstagram、Twitter、Facebookなどのビジネス活用とどのように違うのか気になるところだ。

「Pinterestと他SNSの大きな違いは、人と人がつながるのではなく『興味と興味がつながる』プラットフォームである点です。ユーザーとしては、他の人の目を気にする必要がなく、好きなものだけを集めることができ、『コメントを返信しなければ』『いいねを返さなければ』といったプレッシャーがないメリットがあります。

企業としては『画像SNS』として比較されやすいInstagramと比べ、画像をクリックしてもらうだけで簡単にECや自社サイトに誘導することが可能となり、ウェブサイトへのトラフィックを増加させることができるメリットがあります。また、Instagramには拡散機能はありませんが、Pinterestはユーザーに投稿を『リピン』してもらうことにより、拡散させることができる点も、大きなメリットです」

Pinterestのコンテンツ作成のポイント

Pinterestをビジネス運用するにあたって、重要になるのが、画像コンテンツである。そこでシェアコトのソーシャルメディア事業部に、Pinterestの画像コンテンツ作成のポイントを少し教えてもらった。

1.プロが撮影した画像を使用

「Pinterestは、画像の質が非常に重要です。スマートフォン等で撮影した画像は好まれない可能性が高いので、プロが撮影した画像を使うことをおすすめしています」

2.縦長の画像にする

「Instagramではスクエアが主流なのに対し、Pinterestではデザイン上、画面の専有面積が広く、目につきやすい縦長の画像が推奨されています」

3.「季節のイベント」を取り入れることは必須

「季節のイベントを取り入れることは非常に重要です。ユーザーは、季節のイベントの予定を立てるために、前もってPinterestで情報収集します。そのため、先にも述べたように、季節的なコンテンツは、イベント当日の30~45日前に投稿することをおすすめします」

4.検索されやすいタイトル・説明文に

「検索されやすいタイトル、説明文にすることが、ピンやボードの閲覧数やクリック数に大きく影響します」

Pinterestがビジネス貢献した海外事例

実際、Pinterestはビジネスにどのように貢献するものなのだろうか? 先行して実績がある海外事例をシェアコトのソーシャルメディア事業部は2つ挙げる。

●ドイツのキッチン用品ブランド『Springlane』の成功事例

「ドイツの、調理用の器具・グッズ・関連用品などを取り扱うキッチン用品ブランド『Springlane』は、サイトアクセスの45%、オンライン売上高の50%以上がPinterest経由となっています。SpringlaneのがPinterestアカウントも507.8万月間閲覧者数(2020年3月10日時点)となっており、Springlaneはコンテンツマーケティング戦略の一環として利用しています。Springlaneが掲げた目標は、ブランドのリーチ数だけでなく、自社サイトのレシピや商品に対する認知度を向上させ、サイトトラフィックと売上高を増やすことにありました。

SpringlaneのPinterestアカウントページでは、上段のほうのボードは、自社ブランドのフードプロセッサーやアーモンドミルクメーカーなどの製品で作ることのできるレシピが、製品ごとのボードにまとめられています。下段のほうのボードは、パスタやケーキといったレシピカテゴリごとのボードにまとめられています。

ピンは、縦長の画像が特徴的で、ブランドが想起されるよう、すべて同じフォーマットで統一されています。簡単なレシピ・材料がピンに説明として記載されていて、リンク先に飛ぶと詳細なレシピが見られるようになっているのも特徴です」

●イギリスのファッションブランド『Reiss』の成功事例

「イギリスのファッションブランド『Reiss』は、季節ごとのファッションコーディネート、ウェディング、小物のスタイリングなど、あらゆるピンを通して、ブランドの価値観をユーザーに伝えています。Pinterestからのトラフィックが22%増えたことで、Pinterest経由の売り上げも24%増加しました」

Pinterestビジネス運用の入門編として、概要を紹介した。他のSNSと比べたメリットにピンときた場合や、Pinterestと相性の良い商材を取り扱う企業やブランドは、活用の余地がありそうだ。

【取材協力】
シェアコト
国内の大手企業を中心に、Instagram、Pinterest、Facebook、LINE、TwitterなどSNS公式アカウント運用~レポーティング、キャンペーンまでワンストップサービスを提供している。
https://www.sharecoto.co.jp/

取材・文/石原亜香利

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