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飼い主がストックしている愛犬用の防災グッズTOP3、3位トイレ用品、2位リード、1位は?

2020.04.08

いつわが身に降りかかるともわからない大災害。その時に備えて、大事な家族の一員であるペットと共に避難する準備をしている飼い主はどれくらいいるのだろうか?

そんな「ペットの同行避難」に関するアンケート調査がこのほど、アイペット損害保険株式会社により、犬・猫(以下、「ペット」)飼育者942名を対象にして実施された。

ペットのための防災対策としては、「基本的なしつけができている」がトップ

災害を想定して、ペット向けの防災対策は何かしているかを尋ねる調査が行われたところ、犬飼育者の回答では「「待て」や「おすわり」など基本的なしつけができている」がトップで、2018年時の調査と同様の結果となった。

猫飼育者の回答では「普段から誰かが一緒にいるようにする(ペットだけで長時間お留守番をさせない)」「ペット用の防災グッズ(食料・用品等)をそろえている」が同率でトップとなった。一方で、猫飼育者からは「特に何もしていない」との回答も6割近くあった。

備えているペット用防災グッズは、「フード(おやつ含む)・飲料水」が7割以上

続いて、ペットのために現時点で備えている防災グッズを尋ねる調査が行われたところ、犬・猫飼育者ともに「フード(おやつ含む)・飲料水」が7割を超えた。次に多かったのが、犬飼育者は「リード」、猫飼育者は「トイレ用品(猫砂を含む)」という回答だった。

「自宅から最寄りの避難場所を知っている」は約8割、2018年より6ポイント増

続いて、自宅から最寄りの避難場所を尋ねる調査が行われたところ、「知っている」と回答した方は78.3%で、2018年時の調査と比べ6ポイント増となった。

2019年は台風や記録的な大雨など自然災害が多い年であったため、災害へ対する意識が高まっているのかも知れない。

さらに「知っている」と回答された方のうち、「避難場所にペットを連れて避難できるか知っていますか?」と尋ねる調査が行われたところ、「知っている(連れていけるが、建物の中に一緒に入ることができるかはわからない)」「知らない」を合わせ、全体の7割以上がペットと避難場所で一緒に過ごせるかどうかわからないという結果になった。

中でも、猫飼育者では6割以上が「知らない」と回答していた。

また、「知っている(連れていけて、建物の中に一緒に入ることもできる)」「知っている(連れていけるが、建物の中に一緒に入ることはできない)」の回答については、犬飼育者が32.9%なのに対し、猫飼育者は21.3%となり、回答に差がでる結果となった。

これは、猫飼育者に比べ犬飼育者は情報接触の機会が多いこと(散歩、動物病院、メディアなど)から、日頃から情報量が多いということも理由の一つとして想像できる。

避難生活での心配事は「他人や他のペットとのトラブル」など

続いて、ペットと一緒に避難生活を送ることを想定した場合、ペットに関する心配事を尋ねる調査が行われたところ、犬飼育者の回答は、「他人や他のペットとのトラブル」「慣れない場所でのトイレ」の順で、猫飼育者の回答は、「慣れない場所でのトイレ」「他人や他のペットとのトラブル」の順となり、トップ2にはともに同じ回答が並んだ。避難生活における心配事は、犬・猫飼育者共通のようだ。

理想の避難所環境は、犬・猫飼育者ともに「ペット飼育者と非飼育者の居住場所を分ける」がトップ

次に災害時、ペット非飼育者もいる避難所でペットも一緒に生活を送ることを想定した場合、どのような環境が理想かを尋ねる調査が行われたところ、犬・猫飼育者ともに「ペット飼育者と非飼育者の居住場所を分ける」がトップとなった。

前出の心配事についての調査結果の上位にもあがったように「他人や他のペットとのトラブル」などを気にされている方も多いということからも、非飼育者への配慮や、できる限り周囲の避難者の方とのトラブルを避けたいという意向がうかがえる。

また、犬・猫飼育者ともに、ペットと飼育者がともに過ごすことを想定している回答者(「人とペットが同じ空間で一緒に生活する」「ペット飼育者と非飼育者自体の居住場所を分ける」の合計)が6割を超え、避難する場合であっても一緒に過ごしたいという、家族であるペットへの思いが推察される結果となった。

「同行避難」 を正しく理解できている飼い主は半数程度

以下の文章を提示し、それが「同行避難」「同伴避難」どちらに当たるかを尋ねる調査が行われたところ、正解である「同行避難」を選択した方は51.8%だった。2018年時の調査と比較すると、6ポイント減となっており、認知・理解が進んでいない現状が浮き彫りとなった結果となった。

■災害の発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、指定緊急避難場所まで避難すること

また、災害時ペットは飼い主との「同行避難」が原則とされていることを知っているかどうか尋ねる調査が行われたところ、8割以上が「知らない」と回答した。

ここ数年自然災害なども多く、避難所でのペットの受け入れについてメディアなどでも取り上げられるなど、「同行避難」というキーワードを耳にする機会も増えてきたが、依然として認知度は低いようだ。

マイクロチップの装着率は全体で2割ほど、今後装着も「検討しない」が全体の約6割

災害時の迷子対策として有効といわれているマイクロチップの装着有無についても尋ねる調査が行われたところ、装着率は犬飼育者で27.4%、猫飼育者で11.7%、全体でも20.6%にとどまった。

さらに「装着している」と回答した方を対象に、装着目的を尋ねる調査が行われたところ、犬・猫飼育者ともに「装着されていたペットを迎え入れた」がトップで、加えて「迷子防止」「装着を義務だと感じた」も多い結果となった。

Web上ではさらに、マイクロチップの装着目的や、今後装着を検討するかなどの調査結果も公表している。詳細は、以下のURLよりご確認いただきたい。

■調査結果:
https://www.ipet-ins.com/info/24237/

2019年に成立した「改正動物愛護法」では、販売用の犬や猫へのマイクロチップ装着などが義務づけられた(既に飼っている人については、装着は努力義務)。マイクロチップは、飼い主の責任を明確にすることで、捨て犬や捨て猫を防ぐ狙いがある他にも、災害時には、迷い犬・猫の発見などにも有効な手段になると言われている。

令和元年となった2019年は、過去最強クラスの台風や記録的な豪雨など、自然災害による甚大な被害が多く発生した年だった。大雨により各地で浸水被害をもたらした台風19号では、避難勧告がでているのにもかかわらず、「ペットを残していけない」という理由から避難しない飼い主も多くいたと言われている。

環境省発行の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、飼い主とペットが原則一緒に避難することが明示されている。万が一の時、大切なペットを守れるよう、行政が発信する情報に日ごろから耳を傾けるとともに、どんな備えが必要か、有事の際にペットとどのような行動をとるべきかなどを考えておく必要があるといえるだろう。

<調査概要>
調査対象:全国の犬・猫飼育者
調査人数:男女942名
調査期間:2020年2月12日~2月15日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施

出典元:アイペット損害保険株式会社

構成/こじへい

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