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新型コロナウイルスとの戦いの最前線で高まるロボットへの期待

2020.04.07

COVID-19との戦いの最前線でロボットが活躍?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いでは、ロボットが大きな力になり得るとする報告を、米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)、Contextual Robotics InstituteのHenrik Christensen氏らが「Science Robotics」3月25日号に発表した。

ロボットは既に、除染作業、医薬品や食品の配送、バイタルサインの測定、出入国管理などで活用されている。

しかし、同氏らは「遠隔医療による患者の治療や、除染作業、配送などの物流管理、汚染された廃棄物の処理、自主的隔離措置の遵守状況の監視、人々の社会的なつながりの維持など、幅広い分野でロボットを役立てることができる」と主張している。

Christensen氏らによると、COVID-19は人から人へ感染するだけでなく、ウイルスに汚染された床やドアノブ、手すりなど環境表面を介しても感染するため、既にロボットを使った紫外線(UV)による表面の除染などが行われている。

同氏は、「期待されるのは、高頻度に手が触れる、リスクが高い表面領域をナビゲートして検出する知能を備えたロボットが、さまざまな予防策との組み合わせで活躍することだ」と述べ、「次世代の大型や小型ロボット、マイクロロボットや、ロボットスワーム(多数のロボットで構成された群)のような新しい技術の開発によって、あらゆる汚染表面を継続的に清掃・除染・消毒することができるようになるだろう」と予測している。

さらに、Christensen氏らは感染を広げることなく社会との交流を促したり、治療レジメンへのアドヒアランスを高めたりする「ソーシャル・ロボット」の導入もロボット活用法の一つになる可能性があると期待を示している。

ただし、「社会的な相互交流には、知識や信条、感情だけでなく、交流の背景や環境などを含めた人々の複雑なモデルを構築し、維持する必要があるため、ソーシャル・ロボットの開発は困難を伴う領域だといえる」と説明している。

Christensen氏らは、COVID-19のパンデミックはこのほかにも、さまざまな組織の運営方法に転換期をもたらすと予測し、「大規模な展示会や学会は、中止するのではなく、バーチャルミーティングなどの新たな方法で開催する例が増えるのではないか」と指摘。

「バーチャルミーティングの参加者たちも、アバターロボットなどのさまざまな遠隔操作ロボットを介した遠隔地からの参加に慣れていくのかもしれない」と述べている。

さらに、Christensen氏らは「今回のCOVID-19のパンデミックをきっかけに、感染症のさまざまなリスクに対処するためのロボット工学の研究が持続的に行われるようになるのではないか」との期待を示し、「そうしなければ、再びパンデミックが起きたときにも、それに対処できるロボット技術が開発されていないことになるだろう。歴史を繰り返してはならない」と述べている。(HealthDay News 2020年3月25日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://robotics.sciencemag.org/content/5/40/eabb5589

Press Release
https://ucsdnews.ucsd.edu/feature/how-robots-can-help-combat-covid-19-science-robotics-editorial

構成/DIME編集部

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