
動画サイトを見ていると、いいところでインサートされるCM。いちいち「スキップボタン」を押すのも面倒くさい。かといって、スキップすらできないタイプのCMもフラストレーションがたまるものだ。
今回、株式会社ジャストシステムが17歳~69歳の男女1,100名を対象に実施した意識調査によると、テキスト広告や画像広告よりも、「動画広告が不快」 と感じる人の割合が多いことが明らかになった。
テキスト広告や画像広告よりも、「動画広告が不快」
今年2月に動画広告を見掛けた人に対し、インターネット広告に対する印象を尋ねる調査が行われたところ、「動画広告に対して不快に感じることがある」と答えた人の割合は67.5%、「画像(バナー広告)」の場合は63.6%、「テキスト広告」の場合は52.9%だった。画像やテキストによる広告よりも、動画広告に対して不快に思う人の方が多いことがわかった。
※それぞれ「不快に感じることがある」「不快に感じることがややある」と答えた人の合計。
動画広告を不快に思うのは、「コンテンツ視聴の邪魔」だから
「動画広告に対して不快に感じることがある」と答えた人に対して、その理由を尋ねる調査が行われたところ、「コンテンツ視聴の邪魔をされる」と答えた人が最も多く(73.8%)、次いで「広告をスキップできないことがある」(67.2%)、「他のことをしている最中に突然表示される」(42.6%)となった。
※複数回答あり。
約4割が、「テレビを見ながら、スマートフォンで動画も視聴する」
スマートフォンで動画を視聴する人に対して、どういったときに視聴するのか尋ねる調査が行われたところ、最も多くの人が挙げたのは「自宅でのテレビ視聴時」(42.0%)、次いで「通勤や通学途中の電車内」(25.7%)、「自宅外での昼食中」(21.0%)だった。「トイレの中」と答えた人も20.4%いた。
年代別に最も多かった回答を見てみると、全年代で「自宅でのテレビ視聴時」が首位だった(10代:46.8%、20代:42.2%、30代:41.7%、40代:36.7%、50代:42.9%、60代:41.7%)。テレビを見ながら、スマートフォンでも動画を視聴するという、2つの動画を同時視聴するスタイルを4割以上の人が行っていた。
※複数回答あり。
YouTube利用者の8.0%が「自称YouTuber」。そのうち、半数は「兼業YouTuber」
YouTubeで動画コンテンツを視聴する人のうち、自身を「YouTuber」と回答した人は8.0%だった※1。そのうち、YouTubeで収入を「得ている」人は47.9%、「得ていない」人は45.8%だった。
また、自身は「YouTuber」であると答えた人のうち、「YouTuber」としての活動以外に「本業がある」人は50.0%、「ない」人は37.5%だった。
※1 本調査では、「YouTuber」を、自身で動画を撮影・編集し、継続的に投稿や公開を行う人と定義。
<調査概要>
調査期間:2020年2月25日(火)~2020年2月29日(土)
調査対象:17歳~69歳の男女1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
出典元:株式会社ジャストシステム
構成/こじへい