
2019年6月に金融庁の審議会が「老後の生活資金が2000万円不足する」という報告書を公表して表面化した「老後2000万円問題」。この問題について、大手企業に勤める前途有望な若手社員たちはどのような考えを持っているのだろうか?
今回、不動産投資専門メディア「不動産.com」を運営する株式会社BLOSSTORYにより、上場企業勤続3年目以上の20代男女に対して「老後に関する意識調査」が行われた。
8割の若手社員が「日本の年金をあてにしていない」
調査の結果、上場企業に勤める勤続3年目以上の20代の男女の8割以上は、自身の老後に不安を抱いている事が明らかになった。
女性に至っては、安泰だと思う人は一人もいないことが判明。また、8割の人が日本の年金をあてにしていないこともわかった。
さらに、老後の資金2000万円問題がニュースになる中で、「2000万円貯める自信がありますか?」の問いに対し、「自信がある」は僅か13%。64%の人が「自信ない」と回答していた。
全体の半数は不安に思いながらも何もやっていない
老後に不安を抱える中で、男性に関しては2人に1人は対策や準備を行っているようだ。しかし、全体の半数は不安に思いながらも何もやっていない現状もあるようだ。投資に対して良いイメージを持っておらず、貯金をする傾向にあることも伺える。
年収も変わらないという回答が一番多く、8割以上の人が上場企業に勤めていても老後に対する対策が必要だと回答している。
そして、半数以上の人が自分の老後の事を今すぐ考えた方がいいと回答していた。
このように、アンケート調査よって上場企業に勤めていても将来に不安を感じている若手社員が多い事がわかった。
なお、調査データは以下のグラフでも確認できる。
【アンケートの概要】
名称 老後に関する意識調査
実施時期 2020年1月27日
調査対象 上場企業勤務3年目以上の男女
調査方法 インターネット調査
有効回答数 男性100、女性100、計200
設問数 10問
出典元:株式会社BLOSSTORY
https://blosstory.com/
構成/こじへい
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