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他国と比べて「会社のどの部署や組織ともつながりがあると感じない」従業員の割合が高い日本

2020.04.02

管理職と現場従業員の間で生まれる「コミュニケーションギャップ」

Facebookが従業員数100人以上の企業のシニア管理職250人および現場従業員1,000人を対象に実施した「Deskless not Voiceless」の調査結果により、「管理職と現場従業員の間でコミュニケーションギャップが生じている」ことが判明した。

このギャップにより、孤立感や無関心が生まれ、イノベーションや想像力が抑えられてしまう。

現場従業員は本社やトップとのつながりが感じにくい状況に加え、決定権のある人へ連絡する際、連絡手段の欠如や社風、ツールのなさなどが障壁となっている。今回は調査結果の詳細をまとめた。

24%の現場従業員は連絡すべき担当者の連絡先を持っていない

調査では、現場従業員の22%は会社のどの部署や組織ともつながりを感じられていないことがわかった。69%の管理職は「現場」の価値を理解しているにも関わらず、過去1年間に現場に出向いたのは41%に留まっている。

また、70%の現場従業員は、現場の声が会社に届いていないと感じているのに対し、管理職の52%は現場に発言の場を与えていると回答しているが、コラボレーションツールやメールアドレスを現場従業員に提供している管理職は3人に1人。そのうえ、24%の現場従業員は連絡すべき担当者の連絡先を持っていないことがわかった。

61%の現場従業員は職場でのコミュニケーションギャップを感じている

6割以上の現場従業員は社内コミュニケーションにおいて苦労していると答えている。会話の内容では、シニア管理職の4割近く(39%)が従業員と新しいアイデアについて会話していると思っているのに対し、そのように認識して会話している現場従業員は2割(22%)。

また、41%の現場従業員が難しい内容だと感じていても、シニア管理職が現場従業員にとって難しい会話だと認識する割合は20%と乖離している。

34%のアイデアは誰にもシェアされないままになっている

管理職の61%は、意見やアイデアを交換することは従業員の士気を高めると信じているが、従業員でそのように感じている人は半分以下の44%に留まっている。

また、管理職も現場従業員も、事業に対して考えを寄せることは全員に課されていると考えているが、実際にアイデアを共有していると回答したのは従業員29%だった。

日本は34%と意見やアイデアをシェアしない割合が最も高い

3か国比較では、インド1%、オーストラリア11%、日本22%と「会社のどの部署や組織ともつながりがあると感じない」従業員は日本が最も多く、「アイデアがあったが誰にもそれを伝えなかった」と答えた従業員は、日本が34%と最も多いのに対し、オーストラリアが29%やインドが27%ということがわかった。

インド(92%)やオーストラリア(74%)では必要なデジタルツールが支給されている職場が多いことに対して、日本では62%の従業員は必要なツールを支給されていないと答えている。

また、本社からの情報を受ける手段として、どの国もメールが最も一般的になっているが、コラボレーションツールはインド(31%)やオーストラリア(17%)より、日本(9%)の使用率が低いことがわかった。

「Deskless not Voiceless(デスクがなくても、声は届く)」調査概要

実施期間:2019年10月16日~2019年11月2日
対象:従業員数100人以上の企業の管理職251人と現場従業員1,019人
対象企業の業界:建築、エンジニアリング、建設、教育、金融、医療、製造、ユーティリティ、小売り、旅行や運搬等
調査手法:インターネット

構成/ino

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