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5軸手ブレ補正内蔵で世界最速連写15コマ/秒の最強スペックを誇る冨士フイルムのミラーレスカメラ「X-T4」の実力検証

2020.04.01

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

遂にX-Tシリーズに手ブレ補正機能を内蔵!

ミラーレスカメラの中でクラシックなデザインで単焦点レンズに力を入れているのがFUJIFILMとOLYMPUSである。どちらも銀塩カメラを思わせるレトロモダンなデザインを採用。小型軽量路線を貫いてきた。特にFUJIFILMはハイブリッド型のレンジファインダーを搭載したX Proシリーズがあり非常にマニアックな印象を受ける。一眼レフっぽいデザインのX-Tシリーズも独立したシャッター速度ダイヤル、ISO感度設定ダイヤル、露出補正ダイヤル、レンズには絞り環があり、銀塩カメラと同じインターフェイスを踏襲している。

銀塩派からの乗り換えも違和感ナシだったのだが、他メーカーと比較するとボディ内手ブレ補正機能がないのが弱点だった。それが今回の『X-T4』で遂に解消した。賢明な読者諸君なら先日、発売された『X-H1』に搭載された手ブレ補正を流用したのでは、と思うだろうが何と、さらに高性能化された新型の手ブレ補正機能が搭載されている。さらに世界最速の約15コマ/秒のメカニカルシャッターによる連写も実現。AFが高速化されてトラッキングAFと瞳AFの性能もアップしている。

静止画と動画の手ブレ補正、大容量バッテリー採用、新開発シャッター、新AFアルゴリズムを採用

5軸手ブレ補正で、手持ち1秒の撮影ができる

新たに採用された手ブレ補正機能は『X-H1』のものと比較すると構造がシンプルになり小型軽量化されている。具体的には30%小型化され、20%軽量化されている。手ブレを制御するためセンサーを保持しているのがコイルスプリングから、磁力によるスプリング制御に変更された。さらに位置決めと補正のための磁石の数を6個から3個へと減らしている。

よりシンプルな構造へと進化したボディ内手ブレ補正機能

左が新型の手ブレ補正ユニット、右が『X-HT1』に搭載されている手ブレ補正ユニット

手前からシャッターユニット、手ブレ補正ユニット、基板、裏ブタと並んでいる

多くの純正交換レンズで6.5段の手ブレ補正を実現!

手ブレ補正の効果は、段数で表示される。例えば5段であれば1/2秒で撮っても1/60秒相当になる。FUJIFILMは6.5段、OLYMPUSは7.5段と発表している。これはあくまでもスペック上の話で、実際は1秒を超える長時間露光は難しくなる。『X-T4』は発表会にて手持ちで2秒の画像を公開していたので、この辺りが限界と思われる。手持ちで1秒が使えるとなれば、その効果は絶大である。また、ボディ内に手ブレ補正機能があることで、マウントアダプター経由で使うオールドレンズもその恩恵が受けられるのだ。

この6.5段というのは最大限の効果が発揮された場合で、交換レンズによって効果は異なる。下記が手ブレ補正機能付きレンズとそうでないレンズでの効果を『X-H1』と比較したものだ。

手ブレ補正機能付き交換レンズの場合

手ブレ補正機能ナシの交換レンズの場合

手ブレ補正機能を内蔵したことで厚みが5mm増加、68g重くなっている

バッテリーの大容量化で500枚撮影できる!

FUJIFILMのX-Tシリーズの数少ない弱点にバッテリーの持ちが悪いことがある。スペックでみるとノーマルモードで約390枚とある。これが本機では約500枚、エコノミーモードなら約600枚、バッテリーグリップを付ければ約1700枚になる。1日の撮影でも予備バッテリーが欠かせなかったのだが、『X-T4』からはそんな心配も過去のモノになりそうだ。

デザインは『X-T3』と同じに見えるが、液晶モニターがバリアングル式に変更された。また、シャッター速度ダイヤルと同軸の測光切替レバーが、静止画と動画の切り替えレバーに変更された。その他のボタンの配置も見直されている。さらにシンクロターミナルとアイカップも落ちにくい形状に改良されたという。

持ってみるとグリップが深くなり、握りやすい。よく見ると各部の角から丸みがとれて全体的にシャープな印象を受ける。『X-T4』の登場によりX-Tシリーズは何を選ぶべきかという問題に終止符が打たれた。予算に問題がなければ『X-T4』の一択である。発売日は4月28日予定(シルバーは5月下旬)。今ならボディと交換レンズ合わせて最大10万円のキャッシュバックキャンペーンも開催されている。

精悍さが際立つブラックボディ。黒地に白文字で視認性も高い

一眼レフカメラを思わせる王道のシルバーも捨てがたい

液晶モニターはバリアングル式になった

写真・文/ゴン川野

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