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昇給格差が明らかに!日本のトップIT人材の給与はアジア各国と比べてなぜ低いのか?

2020.03.31

あらゆる分野にITが活用されている今の時代。ハイレベルなスキルを身につけたIT人材ともなると、様々な業界から引く手あまたで、当然ながらかなりの高給取りとなる。

しかし、世界は広い。外資系人材紹介会社「ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン」の調査によると、日本のハイスキルIT人材や管理職の給与水準は、中国、香港(特別行政区)、シンガポールの同職種よりも低い傾向にあることが明らかになった。

なお本調査は、2008年から毎年行われており、今年で13年目になる。今年は中国・2,227人、香港特別行政区・645人、日本・655人、マレーシア・825人、シンガポール・794人を対象に実施された。

如実に表れた日本と中国の昇給格差

昨年1年間の昇給率は日本が最も低かった。また、「3%以下の昇給」が約半数(48%)が最多だった。その一方で中国は3~6%の昇給が最も多く(42%)、6%以上も34%存在した。日本と中国では昇給率にかなりの隔たりがあるようだ。

図1:雇用の実態調査より:過去1 年間の昇給率(雇用主への調査)

転職で日本人が「新たな挑戦」を重視する一方で……

「転職する理由」を尋ねる調査が行われたところ、日本においてもっとも多かったのは「新たな挑戦」(56%)だった。一方、中国、香港(特別行政区)、マレーシア、シンガポールの最大の転職理由はすべて「給与」という結果に。

図2:転職する理由(複数回答、転職を考えている社会人に対する調査)

各国IT人材の年収は?

最後に、各国ハイスキルIT人材の年収比較が行われた。すると、日本のトップIT人材、管理職、マネジメントレベルの給与は中国、香港(特別行政区)、シンガポールより低い傾向にあることが明らかになった。

図3:部長級の年収比較 (ヘイズでの成約実績ベース)
単位 百万円

図4:トップIT人材の年収比較(ヘイズでの成約実績ベース)
単位:百万円

*最大給与で比較
*1人民元=16円 1HKドル=14円 1マレーシアリンギット=27円 1シンガポールドル=81円で計算
研究開発部長(製薬)はボーナスを含まない。それ以外はパッケージの全てを含む

<「雇用実態調査」調査概要>
調査期間:2019年9月~10月
調査対象:中国2,227人、香港特別行政区645人、日本655人、マレーシア825人、シンガポール794人

出典元:ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社

構成/こじへい

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