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テレワーカーの急増でオンライン名刺交換サービスの需要は高まるか?

2020.03.31

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

オンラインで開催されたSansan事業戦略発表会

 法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」と、個人向け名刺アプリ「Eight」を開発、提供しているSansanがオンライン記者発表会を開催、新たな事業戦略の「Sansan Plus」、クラウド名刺管理サービス「Sansan」に新しく追加される「オンライン名刺機能」「オンライン名刺交換機能」を発表した。

「今、働き方は大きな変化に直面し、新型コロナウイルスで政府からも時差出勤、リモートワーク、オンライン化が推奨されている。そうした状況の中、Sansanを導入している顧客からは事業継続性の観点で非常に助かっているという声をいただいている。名刺がデジタル化していたことで、リモートワークでも既存顧客と素早く連絡ができる、コミュニケーションツールとして利便性が高いなど、BCP(事業継続計画)のひとつとして活用していただいている」(Sansan代表取締役社長・寺田親弘氏)

 今回の発表会自体もオンライン会見として開催され、寺田氏をはじめ各事業者をインターネットでつないで中継し、チャットによる質疑応答が行われた。

テレワーク・オンライン時代の名刺交換を提案

 新型コロナウイルスの影響で、企業はテレワークやオンライン上での働き方への移行を迫られている。場所にとらわれず働くことができる一方で、オンラインでの名刺交換が確立していない状況を受け、同社では予定を前倒しして、クラウド名刺管理サービス「Sansan」に追加されるオンライン名刺、オンライン名刺交換機能のサービスを6月からスタートする。

「名刺交換は連絡先だけでなく、無意識に様々な情報をやり取りしている。『この部署はどういうことをしているのですか?』『役職が変わったんですか?』『会社はこちらにあるんですか』『珍しいお名前ですね』。そうやって会話を始めたという経験が誰しもあると思う。名刺のデザインやロゴ、渡す時の印象で、あの素敵な名刺の人だ、あの良い感じの人だと記憶に残ることもあるのではないか。

 こうした目に見えない情報を含めた体験をオンラインで実現できないかと以前から向き合ってきたが、オンライン化の流れを受け、企業が社員に紙の名刺を持たせるように、オンライン名刺を持たせて、これまでの紙名刺と同様にオンラインで交換できるサービスをスタートすることにした」(寺田氏)

「オンライン名刺機能」を使うことにより、Sansanユーザーは紙の名刺とは別に、Sansan上で発行できるデジタルの名刺を持つことができるようになる。Sansan画面上からオンライン名刺のリンクを発行、対面相手に簡単に送付でき、複数人に同時に送ることも可能。

 自分の氏名やメールアドレス、社名や肩書だけではなく、Sansanに自身のプロフィール写真を登録していれば、その写真データもあわせて送付できる。紙の名刺だと相手の顔を覚えられず困ったという経験もあるが、Sansanユーザー同士なら、受け取った側は相手の名刺情報とともに顔写真も見ることができるので、実際に会った際もスムーズにコミュニケーションができる。

 Sansanのユーザー同士であれば、受け取ったオンライン名刺を顔写真と合わせて、そのままSansanに登録することができる。ユーザーでない場合でも、名刺情報をVカード形式でダウンロードし、パソコン、携帯に保存ができる。オンライン名刺を受け取った後に表示されるQRコードから専用画面にアクセスし、自分の名刺を撮影することで自身の名刺情報を送り返すこともできる。

「これはまだ始まりに過ぎず、今後もオンラインにおけるリッチな体験を実現できるように機能拡充を続けて行きたい。Sansan利用のお客様には基本機能として提供し、オンラインでの商談、オンラインでのイベント開催といった場でも出会った相手と互いの情報を交換できる。体験としての名刺交換をアップデートし、場所を選ばない働き方や、オンライン化する現代に求められる新しい名刺の形になると思う。

 100年前も現在も、人と人が出会って世の中を動かしていくことは変わらないのではないか。ビジネスでの出会いである名刺に向き合ってきたSansanとして、新しい出会いの形を打ち出していきたい。対面での交流を制限されても、ビジネスを停滞させることがないよう、名刺による人と人の出会いを価値あるものに変えていきたい」(寺田氏)

【AJの読み】リモートワークがリアルになった今、求められるサービスとして注目

 新型コロナウイルスの影響で、発表会、試食会、セミナーといったメディア向けのイベントがことごとく中止となっているが、その一方で、今回のSansan記者発表会のようにオンライン配信での発表会が増えている。式の流れや質疑応答は、通常の発表会と全く同じ。こうしたオンラインでのイベントに、オンライン名刺交換のサービスを活用すれば、名刺交換して個別取材まで可能になり、会場で行う記者会見と変わらなくなる。会場や人員確保のハードルで今まで発表会が開けなかった中小の企業にも、メディアにアピールできるチャンスが生まれるのではないか。

 新型コロナウイルスによる影響は先行きが不透明だが、リモートワーク、オンライン化といった新しい働き方を見直すきっかけになったのは事実。その中で、オンライン名刺、オンライン名刺交換は非常にタイムリーなサービスであり、今後の機能拡充にも注目したい。

文/阿部 純子

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