
飲食店の店長の悩みは「スタッフ管理」と「給与の少なさ」
シフト調整、スタッフ教育、クレーム対応、食材廃棄など、飲食店の店長はとにかく忙しい。
シンクロ・フードが実施した「店長業務の実態」についてアンケート結果を見ると、「店長としての個人的な悩み」で最も多いのは「シフト調整/当日欠勤(46%)」、次いで「スタッフ教育(44%)」「給料が少ない(42%)」という結果になっている。
また、「スタッフ間の人間関係(36%)」など、下位の項目にもスタッフ関連の悩みについての回答が多く見られ、多くの店長がスタッフ管理に頭を悩ませていることがわかる。
月間の休日数について聞いたところ、最も多かったのが「月4日以下(33.2%)」、次いで「月8日(23.5%)」、「月6日(21.5%)」という結果になった。
月間の休日数が月4日以下のユーザーが33%ほどいる一方で、月間の休日数が月7日以上のユーザーが37%(「月7日」と「月8日」と「月9日以上」の合計値)もいる。
店長就任後の昇給額
最後に、店長就任後の昇給額を月給ベースで聞いたところ、56%以上の店長が月給3万円以上の昇給があったと回答。さらに、月10万円以上の昇給があった店長が13%もいた。
悩みに関するアンケートでは「給料が少ない」と回答した店長が多数した。しかし、実際には店長就任後に給料が上がっている店長が多くいたことが分かる。店長の給料に関しては店長就任前に比べて上昇する傾向だった。
働き方改革などの影響もあり、飲食企業における店長の待遇改善が求められていることが、今回の調査結果にも現れたのではないだろうか。今後も、店長の待遇改善を求められる流れが続くとみられ、飲食店の店長の待遇改善が進んでいくと思われる。
調査概要
調査期間:2019年9月5日(木)~2019年9月11日(水)
調査対象:求人@飲食店.COMの登録ユーザー(匿名回答)
調査方法:インターネット調査
有効回答人数:247名
構成/ino