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ほめる達人協会の理事長直伝!部下を褒める時にやってはいけない5つの表現方法

2020.03.26

上司は部下をほめれば、部下のモチベーションが上がって成長し、いい仕事が返ってくる。そうした手法を取っている人も多いかもしれない。しかし、ただ単にほめればいいわけではない。ほめ方によっては、逆効果になることもあるようなのだ。

そこで今回は、“ほめる達人”である一般社団法人 日本ほめる達人協会 理事長の西村貴好さんに、部下のNGなほめ方と、効果的なほめ方を教えてもらった。

部下をほめるメリット

そもそもなぜ上司は部下をほめる必要があるのか。部下をほめるメリットを整理しておこう。西村さんは次の4つを挙げる。

1.ほめている自分自身の心が整う

「『ほめる』ことができると、自分の心が整い出します。そして、自分の心に余裕ができることで、部下との関係性がよくなるのです」

2.しっかりと叱ることができるようになる

「普段、『ほめる』『認める』ということを部下に対してしていると、注意をしたときに、部下が『見張られている』と感じるのではなく、『見守ってもらっている』と感じて指導や注意が相手の心に届くようになります。すなわち、しっかりと叱ることができるようになります」

3.最高の返事である「行動」がもらえるようになる

「ほめて伝えると、部下からの“最高の返事”、つまり『行動』がもらえるようになります。いきなり叱ると、知覚的防御が働いて、相手の心のコップが下を向き、こちらの指示が、相手の耳や心に届かなくなります。すると、伝えたことが行動や行動につながらなくなります」

4.離職率が下がる

「部下にお金ではない『ほめる』という『心の報酬』を渡すことできると、離職率が下がります。ちなみに心の報酬の中で手軽かつ効果的なのが『ねぎらう』ということ。実は、『ほめる』よりも簡単で必須の報酬です」

部下のNGなほめ方

部下をほめることは、上司にとっていいこと尽くしのようだ。しかし、部下をほめるときに、間違ったほめ方をすればメリットも得られないという。NGなほめ方とすて、西村さんは5つ挙げる。

1.みんなの前で一人だけをほめる

「ほめる文化が定着している組織なら問題ないのですが、そうでないなら、みんなの前で一人だけを『○○くんは今回、頑張った!』などと取り上げると、他のメンバーの反感を買う場合があります。そんなときには、『今回、○○くんが頑張って結果を出すことができたのは、他のメンバーのサポートのおかげです』という風に一人をほめながら、メンバー全員がほめられた気分になるような伝え方をすることが大切です」

2.女性の外見をほめる

「『いつも綺麗だね』『スタイルいいね』など女性の外見をほめるのは、受け取り手によってはハラスメントのように感じられることもあり、注意が必要です。また、言われても問題なく感じる人は、言われ慣れているため、効果も薄いです。むしろ『○○さんって、すごく華がありますよね!』と雰囲気をほめるほうが、効果的かつ無難です」

3.心にもないことを言う

「ほめなくてはいけないと思いすぎて、心にもないことを言うと、その気持ちはどうしても相手に伝わっていまい、逆効果になってしまいます。心にもないことか、そうでないかを確認するのは簡単。自分がそのほめ言葉を相手に伝えて、相手が『そんなことないですよ』とそのほめ言葉を受け止めない場合に『少なくとも私はそう思っているよ!』とほめ切れるかどうかで判断できます。主観でほめ切れないことは、言ってはいけないと言うことです」

4.ほめて、その後ダメ出しして終わる

「部下をほめた。そこまではいいのですが、ついついその後、ダメ出しもしてしまうことってないでしょうか。ほめずにダメ出しするよりはいいのですが、ほめてダメ出しをすると、相手は『ダメなところを直して欲しくてほめてるのだな』と受け止めてしまいます。ほめた後、アドバイスするのはいいのですが、その際の伝え方として、ほめた後で『あと惜しいのが…』という伝え方。さらに最後、もう一度、ほめて終わる。『ほめて→アドバイスして→最後にもう一度ほめる』。例えば、『○○くんは、今回すごい頑張りだったね!』『あと惜しいのが…』『とはいえ、君の頑張りにはすごく刺激を受けているよ!』。このようにアドバイスを『ほめる』でサンドイッチするのが効果的です」

5.「期待してるよ!」と声をかける

「これは、最近の若者に実際によく見られる反応です。上司はほめ言葉として『期待しているよ!』と言うのですが、言われた部下は、すごくプレッシャーになる。この一言のせいで、会社に来れなくなった社員もいるほどです。『まぁ、失敗して元々の精神でやってみて』『成果よりも失敗の数こそ、若手の勲章だからね』と、失敗を恐れる新人には浮き輪となるような言葉をかけてあげてください」

部下をほめるコツ

NGなほめ方、効果的なほめ方を知ると、すぐにでも実践したくなる。しかし、いきなり「ほめる」というと、なかなかむずかしいところもある。

そこで西村さんに、部下をほめるコツを聞いてみた。

「『ほめる』というとハードルが上がるので、まずは小さな頼みごとをして、それに応えてくれたら感謝を伝えるということからはじめてみてください。また、『よく頑張ってくれたな』などと“ねぎらう”ことが効果的です。会話の中で、できるだけ相手の名前を織り込んで話すといいでしょう。もし部下が結果を出したなら、まるでヒーローインタビューをするように質問して『ほめる』のもおすすめです」

効果的なほめ方は、他にもたくさんあるという。興味のある上司は、ぜひほめ方のバリエーションを増やしてみよう。

【取材協力】
一般社団法人 日本ほめる達人協会 理事長 西村 貴好さん
泣く子もほめる!ほめる達人。2010 年より「ほめ達!」検定スタート、現在合格者57,000人。企業研修なども大人気、2019 年の講演回数は245回。著書に最新刊「やる気を引き出す!心の報酬」(PHP研究所)をはじめ13冊。
https://www.hometatsu.jp/

取材・文/石原亜香利

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