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不快感、眼精疲労、視機能低下によりQOLや仕事の生産性を低下させる「ドライアイ」のリスク

2020.03.24

医療ビッグデータを検証し「ドライアイ未診断者」を特定

ドライアイ」は超高齢社会、デジタル作業の増加などにより今後も増えることが予想されている。ドライアイに罹患すると、眼不快感、眼精疲労、視機能低下により生活の質(QOL)や仕事の生産性を低下させることがわかっている。

しかし、症状は有するがドライアイと診断されず、症状に苦しんでいるドライアイ未診断者が多くいることが現状だ。

そこで、順天堂大学大学院医学研究科眼科学の村上 晶 教授、猪俣 武範 助教らの研究グループは、 ドライアイの症状はあるが、未だに診断を受けず症状に苦しんでいる「ドライアイ未診断者」の特徴を明らかにした。

同研究では、リサーチキット(ResearchKit)*1を用いたiPhoneアプリケーション「ドライアイリズム」を開発・運用し、クラウド型大規模臨床研究を実施。

その結果、ドライアイ未診断者では「若年齢、男性、膠原病・精神疾患・眼手術の既往がないこと、コンタクトレンズの装用経験がないこと」などが危険因子であることが明らかになった。

この成果は「症状はあるがドライアイの診断に至っていない」ドライアイ未診断者に対して早期の予防および効果的な介入につながる可能性がある。

研究で明らかになったドライアイ未診断者の危険因子

年齢は1歳増える毎に0.96倍、女性は男性と比較して0.55倍、膠原病ありは0.23倍、精神疾患の既往ありは0.50倍、眼手術の既往ありは0.41倍、コンタクトレンズの装用歴はコンタクトレンズ非装用者と比較して現在装用が0.64倍、過去に装用が0.45倍、喫煙習慣ありは1.53倍、ドライアイ未診断者であることが明らかになった。

なお、オッズ比は、ある事象の起こりやすさを2つの群で比較して示す統計学的な尺度である。オッズ比が1とは、ある疾患への罹りやすさが両群で同じということであり、1より大きいとは、疾患への罹りやすさがある群でより高いことを示す。

今後の発展的には、人工知能を用いた個別のドライアイの発症予測アルゴリズムの創出につなげたいと考えているという。

この研究は米国医師会の眼科学雑誌JAMA Ophthalmology (2019年11月27日付) オンライン版に掲載された。

原著論文
タイトル: 「Characteristics and Risk Factors Associated With Diagnosed and Undiagnosed Symptomatic Dry Eye Using a Smartphone Application」

構成/ino

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