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加糖飲料の習慣的な摂取は脂質異常症につながる可能性、米タフツ大学研究

2020.03.15

加糖飲料でコレステロール値が悪化の可能性

加糖飲料を習慣的に摂取すると、コレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)の値に大きな影響を与え、脂質異常症の発症につながる可能性があることが、米タフツ大学ジーン・メイヤー米国農務省(USDA)加齢ヒト栄養研究センターのNicola McKeown氏らの研究で示された。

同氏らは「1日1缶(約360mL)以上の加糖飲料を毎日飲むと、心疾患や脳卒中のリスクが高まる可能性がある」と述べている。

研究結果の詳細は「Journal of the American Heart Association」3月号(2月26日オンライン版)に発表された。

McKeown氏らは今回、フラミンガム心臓研究の第二世代コホートおよび第三世代コホートのデータを用いて、これらの研究に参加した6,730人を対象に1991年から2014年まで追跡。

加糖飲料がコレステロール値に与える影響について調べた。参加者の平均追跡期間は12.5年であった。

その結果、1日1缶を超える加糖飲料を摂取している人は、月に1缶未満の人と比べて、善玉コレステロールとして知られるHDL-コレステロール値の4年間の平均変化は有意に低く、トリグリセライドの平均変化は有意に高いことが分かった(傾向P値はそれぞれ<0.0001、0.003)。

FOSコホートの解析では、加糖飲料を1日1缶以上摂取している人は、摂取量が少ない人と比べて、トリグリセリドが高値となるリスクは53%高く、HDL-コレステロールが低値となるリスクは98%高かった(傾向P値はそれぞれ0.004、0.01)。

一方、低カロリーの甘味料入り飲料や果汁100%のジュースを長期にわたり摂取しても、コレステロール値の悪化や脂質異常症の発症とは関連しないことも示された。

McKeown氏は「加糖飲料を飲む前によく考えてほしい。加糖飲料は健康に有害であることを裏付けるエビデンスが集積してきており、その影響は明らかだ」と述べている。

McKeown氏らによると、米国人は、加工食品に添加された糖類を、主に炭酸飲料やスポーツドリンク、果実風味のジュースなどの加糖飲料から摂取しているという。

同氏は「加糖飲料の消費量を減らすための取り組みや政策は継続すべきだ」と主張。一方で、「この結果は、加糖飲料の代わりにダイエット飲料や果汁ジュースを飲むことを勧めるものではない」として、「これらの飲料についても健康への影響は明らかになっておらず、今後さらなる研究が必要だ」と付け加えている。

一方、今回の研究には関与していない米ニューヨーク大学医療センターの管理栄養士であるSamantha Heller氏は、加糖飲料を飲む習慣をつけないためにも、幼少期の子どもには加糖飲料を与えないよう助言している。

また、10代の子どもや大人の場合には、加糖飲料の代わりにプレーンな炭酸水に少量の果汁を加えたり、水やお茶、コーヒーには砂糖を加えずに飲む工夫をするよう勧めている。(HealthDay News 2020年2月26日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/JAHA.119.014083

構成/DIME編集部

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