通勤や通学時間、もしくは仕事中でも、音楽をイヤホンで楽しむという人は多いのではないだろうか。イヤホンは耳に直接装着して使うため、スピーカーなどで音を聴くよりも細かい音まで耳に届く。そんなイヤホンの音楽を楽しむ際、もっと迫力のある音を楽しみたいと思った経験はないだろうか。今回は、迫力や質感が出やすい、「重低音」に定評のあるメーカーと、そのおすすめ商品を紹介していこう。
重低音好きにおすすめのイヤホンの選び方
まずは、重低音をより楽しみたいという人におすすめのイヤホンの選び方を紹介していこう。
耳掛け型よりもカナル型
まずはイヤホンの形から。重低音を重視するのであれば、耳掛け型ではなく、耳に直接耳栓のように入れるカナル型のイヤホンがおすすめ。カナル型はより鼓膜に近いところで音が再生される上に、イヤーピースが外との遮音性を高めてくれるため、低音が耳に響きやすい構造をしている。
イヤーピースは、ほとんどの場合はイヤホンを購入した時に数種類のサイズのものが付属するので、自分に合ったものに取り付け、遮音性をより高めるといいだろう。
周波数よりもドライバーの種類で選ぶ
イヤホンの性能の表記として、再生周波数帯をHz~kHzで表記しているが、これはあくまでも周波数の広さの話で、低い周波数まで出るものが低音に強いと一概にいえるわけではない。低音をより楽しみたいのであれば、周波数よりもドライバーの形状に注目するべきだ。
ドライバーには主に、「バランスド・アーマチュア型(BA型)」と「ダイナミック型」の2種類が存在するが、低音重視であれば「ダイナミック型」を選ぶといいだろう。
ダイナミック型とは、磁石を使って信号をボイスコイルに送る。そこで音楽信号に変わったものが振動版を揺らして音をだす構造をしている。低音に優れ、ゆがみの少ない音を出すのが特徴だ。
逆にBA型は中高音域の再生に優れているという特徴を持つ。
重低音をイヤホンで楽しみたい人におすすめのメーカー
ここからは、重低音の再生に優れているといわれるメーカーと商品を紹介していこう。
アメリカの老舗メーカー【radius】
「Radius」は、1986年にアメリカで創業された音響メーカー。基本的にクリアな音を特徴としているも、しっかりとした重低音をきかせているため、重低音ファンにおすすめのメーカーだ。
幅広い価格帯に商品を揃えており、1500円程度のものから、2万円以上の高級イヤホンまで、、ユーザーのニーズに合った商品を展開している、手ごろな価格でも高音質かつ、重低音に比重を置いている人にぜひ試していただきたい。
【参照】Radius公式HP
活用シーンの多さが魅力のイヤホン【radius VOLT Series HP-V100BT】
そんなradiusのおすすめのイヤホンは、Bluetooth対応のカナル型イヤホン「VOLT Series HP-V100BT」。充実した低音を再生できる13.0mmの大口径ドライバーと、独自の「High-MFD構造」を採用し、クリアさとボリューム感を兼ね備えた重低音を聴かせてくれる。
さらに防水性能がIPX6準拠。突然の雨だけでなく、シャワーやお風呂での利用も問題ないとされる。また、2大同時に接続できるマルチポイントと、複数台の接続設定を記憶できるマルチペアリングにも対応している。
【参照】radius VOLT Series HP-V100BT
スタイリッシュな見た目にiPhoneとの互換性も〇【Beats by Dr.Dre】
シンプルでスタイリッシュな見た目からも支持を集める「Beats by Dr.Dre」のイヤホンは、優雅に響く低音のサウンドが魅力だ。また、現在はAppleの傘下であるため、内蔵マイクでSiriの起動ができるなど、iPhoneとの互換性が高いのもポイントといえるだろう。
音質はもちろん、Appleデバイスとの接続が魅力【Beats by Dr.Dre BeatsX】
Beatsのイヤホンでおすすめなのは、Appleが開発したApple製品との接続が驚くほど簡単にできる「W1チップ」を搭載した「BeatsX」。デザインはBeatsらしいシンプルなモデルだが、その音質は間違いないだろう。
また、最大8時間駆動できるロングバッテリーを実現。加えて5分の充電で約2時間分の充電ができる急速充電にも対応しており、ワイヤレスイヤホン特有の「充電し忘れ」などのミスもリカバリーしやすい優れものだ。
独自の研究から業界の最先端を走り続ける有名メーカー【BOSE】
1964年にアメリカで創立され、それ以降独自の研究から生まれる技術を生かしてオーディオシーンを引っ張っている「BOSE」。ノイズキャンセリング機能を初めて開発したメーカーとしても有名だ。
そんなBOSEのイヤホンの特徴は、唯一無二のパワフルに響く低音にある。とにかく重低音の響きが欲しいという人におすすめのメーカーだ。
【参照】BOSE公式HP
重低音の響きと聞きやすさを両立【BOSE QuietControl 30 wireless headphones】
最後に紹介するのは、BOSEの「QuietControl 30 wireless headphones」。ノイズキャンセリング機能も搭載されており、バッテリー持続時間は10時間と、外出中の電池切れの心配も少ない。
肝心のサウンドは、重低音を響かせながらも聞きやすさを両立させた。コードレスの快適さと、ボーズならではの音質の高さが売りのワイヤレスイヤホンだ。
【参照】BOSE QuietControl 30 wireless headphones
※データは2020年3月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦