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【いま選ぶべき輸入車】ミニ「MINI John Cooper Works Clubman」vsルノー「トゥインゴ」

2020.03.09

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 今年2月に開催されたJAIA(日本自動車輸入組合)の合同メディア試乗会に参加した。輸入車ブランド各社が最新モデルを持ち込み、短時間ながらメディアやジャーナリストが試乗するわけだが、限られたシチュエーションながら、個性豊かなキャラクターが揃う輸入車ならではの発見がたくさん転がっている。試乗車を乗り換えるたびに新鮮な気分になるとともに、あらためてクルマの楽しさを思い知らされる。その片鱗をお届けしたい。

ミニ「MINI John Cooper Works Clubman」

 ミニ「MINI John Cooper Works Clubman」では、ミニの世界観がクルマの隅々にまで行き渡っている。内外デザインだけにとどまらず、運転感覚だったり、モデル構成やネーミングなどまでにもそれが及んでいる。60余年前にオリジナルのミニが造られた時、その内外デザインにはすべて機能的な根拠と意味があった。最小限のリソースで最大限の効果を得るべく、設計者のアレック・イシゴニスは奮闘し、短時間でミニを造り上げた。優れた資質ゆえに40年間基本フォルムと構成を変えず、生き永らえ、偶像となった(拙著『ニッポン・ミニ・ストーリー』小学館刊)。

 その偶像をセルフサンプリングしたのがMINIである。「MINI John Cooper Works Clubman」の価格は568万円。速さや広さなどの機能的な価値を超越した「MINIであること」が最優先され、立派な“小さな高級車”にまとめ上げられている。その演出の巧みさに魅了され、世界中で販売台数を伸ばしている。ミニはベーシックカーだったが、MINIはもはや“小さな高級車”である。ハードウェア開発と同等以上に、ミニの知財をフル活用したBMWのブランド演出力に脱帽させられてしまう。

ルノー「トゥインゴ キャンバストップ」

「トゥインゴ」が登場してもう数年経つけれども、依然として大いに魅力的なコンパクトカーだ。デビュー時は「189万円〜」というコスパ抜群価格に拍手したけれども、それが今ではなんと179万円に10万円も下げられているからもっと驚いた。「トゥインゴ」ならではの長所はいくつかあるけれども、その第一はリアエンジンゆえにハンドルが良く切れて小回りが効くことだ。

 Uターンや車庫入れが、劇的にやりやすい。実際にもコンパクトなのに、クルマがさらに一回りもふた回りも小さくなったように感じる。前輪で駆動しないから、ハンドルさばきも軽くなる。軽快で、運転しているうちにクルマの存在感がどんどん小さくなっていく。どっしりと立派に構えていなくても、小さなクルマはこれでいいじゃないか。自然とそんな気分になってくる。シンプルながら、要点を押さえたドライバーインターフェイスも「トゥインゴ」ならではの長所だ。

 実際に「トゥインゴ」はカーナビ機能を備えていない。現代のドライバー(特に若年層)にとってクルマで最重要視するのはナビゲーション機能だが、彼ら彼女らがクルマに組み込まれているカーナビ専用機ではなく、インターネット経由で最新の地図データを駆使できるGoogleマップなどを使っていることを「トゥインゴ」の開発者は良く知っているのだ。

 だから「トゥインゴ」に最初からカーナビ機能はインストールされていない。スマートフォンを接続し、モニター画面にCarPlayやAndroid Autoを映し出し、カーナビアプリを使う。

 同じように、自分のスマートフォンやタブレット端末にインストールしてある音楽やSpotifyなどのクラウドサービスをすぐに聴くことができる。USBジャックもすぐそばにあって便利。

 もう一つ、「トゥインゴ」への評価が高くなる理由はデザインだ。愛くるしい外観をしているのだけれども、僕のようなオヤジが乗ってもイタくないのが嬉しい。210万6000円のキャンバストップも商品性がとても高い。

■関連情報
https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/john-cooper-works-new.html
https://www.renault.jp/car_lineup/twingo/gps/index.html#CANVAS

文/金子浩久(モータージャーナリスト)

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