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知り合いでも知らない人でも「助けを求める」のが苦手な日本人

2020.03.09

道端で見知らぬ人が倒れていたとしたら、あなたは手を差し伸べるだろうか?それとも、厄介ごとに巻き込まれたくないと思い、見て見ぬふりをするだろうか?

イギリスのチャリティー団体「Charities Aid Foundation(CAF)」発表の「World Giving Index 10th Edition」によると、「過去1ヵ月以内に『見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか』」という調査で、日本は最下位の125位だった。

※Charities Aid Foundation「CAF World Giving Index 10th Edition」(October 2019)より引用

見知らぬ困っている人を助けたことがある人は、14.4%

今回の調査においても「過去1ヵ月以内に『知らない人で困っている人を助けたことがある人』」の割合は、14.4%と低い結果となった。

しかしながら、助けたことがない理由は「そのような場面に出会わなかった」が75.2%と最も多いことから、困っている他者に冷淡なわけではなく、困っている他者に出会っていない(または気づいていない)だけではないか、と調査結果から見て取ることができる。

「たすけあいがあふれる社会」に対しては共感する人が 77.2%と多い

また「たすけあいがあふれる社会」に対して共感する人の割合は、77.2%と高く、日本を「たすけあいがあふれる社会」としていくための活動を広めていける可能性を感じることができる。

一方で、「『社会がたすけあいにあふれている』と思うか」という質問に対して、「そう思う」と回答した人はわずか 2.9%という結果となった。

この結果から、約8割の人が「たすけあいがあふれる社会」に共感しているという事実と、73.1%の人が「社会がたすけあいにあふれている」とは思えないという事実との間に、大きなギャップが存在することが浮き彫りとなった。

「知り合い」でも「知らない人」でも日本人は「たすけを求める」のが苦手

現状は、多くの方が「社会がたすけあいにあふれている」とは思えていない日本ではあるが、「知り合い」「知らない人」、それぞれに関して「たすけあい」に対する気持ちや意識について調査が行われると「知り合い」に対しての方が「たすけあい」に前向きであることが見て取れる。

また「知り合いに、助けを求めることができる」に「そう思う」と答えた人は 6.8%、「知らない人に、助けを求めることができる」に「そう思う」と答えた人は4.5%とどちらも低く、日本人は自ら「助けを求める」ことが苦手ではないか、と見て取ることができる。

「たすけあいがあふれた社会」を実現していくための一つの方法として、気軽に「助けを求める」ことができる環境作りが必要となってくるのかもしれない。

出典元:こくみん共済 coop〈全労済〉

構成/こじへい

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