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「瞑想」を仕事に取り入れる3つのメリット

2020.03.05

近年、ビジネスパーソンの間で世界的に注目を集めている「マインドフルネス」。その瞑想の効果が科学的にも証明されており、人々の興味関心が高まっている。とはいえ、いざ見よう見まねで実践してみても、実際、ビジネスにどのように役立つのか、まだ実感できていない人もいるかもしれない。

そこで今回は、瞑想を実践しており、仕事に役立てている米国NLPコーチング研究所公認プロフェッショナルコーチの有岡秀郎さんに、瞑想が仕事にどう役立つのか、自らの体験からリアルなところを聞いた。また忙しいビジネスパーソンの実践ポイントも見ていこう。

瞑想が仕事に役立つポイント

「瞑想」とは、辞書的な意味では「目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと」である。近年はマインドフルネスもあり、さまざまな定義がある。そんな瞑想、仕事にはどのような点で役立つのだろうか? 有岡さんに解説してもらった。

「現在、さまざまな世界の研究結果により、瞑想およびマインドフルネスの効果が実証されています。また、多くの専門家の方々がその効果を提唱しています。ここでは、特に定説となりつつある瞑想およびマインドフルネスの効果といわれているものを取り上げます(※記事下の参考文献参照)」

1.脳をリラックスさせ、精神状態を安定させる

「瞑想を行うと、副交感神経が優位になり、リラックスできるといわれています。これにより、精神状態が安定します。忙しく働くビジネスパーソンは、いつも交感神経が優位になっており、ストレスフル状態かもしれません。そのようなとき、瞑想は切り替えに役立ちます」

2.集中力・生産性が向上する

「集中力や生産性の向上については、マインドフルネスの効果として特に注目されており、GoogleやFacebook、Yahoo!などがマインドフルネスを取り入れる理由としても知られています」

3.不安や不眠などから解放され、ポジティブシンキングになれる

「これも多くの研究結果があるといわれており、マインドフルネスにおいては、不安、うつ、ストレスの減少に効果が期待できるというのが定説です。1で述べた、自律神経が整うことで、夜の睡眠が改善するという説もあります」

4.直感が研ぎ澄まされ、ものごとの本質をとらえられるようになる

「瞑想を行うと、思考が落ち着き、感受性が高まることから、直感が研ぎ澄まされるといわれています。このことから、ものごとの本質をとらえられるようになり、仕事においても、良きアイデアやセンスのある仕事の進め方ができるようになるでしょう」

5.自分に自信が持てる・新しい自分の可能性に気付く

「マンドフルネス瞑想協会代表の吉田昌生氏の『脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法』の中では、集中力が養われることにより、自分がやるべきことに集中して、やめるべきことをやらなくなると、自己信頼感が高まると解説されています。また、自分の思考や感情を客観視するトレーニングにより、自分らしい人生を実現できることができるようになるとされています。

瞑想やマインドフルネスを行うことで、自分に自信を持てるようになり、何かに行き詰まっている場合は、自分の新たな可能性に気付くことができ、道がひらける可能性があります」

体験から実際に得られた3つのメリット

有岡さんが自ら瞑想を実践する中で、実際に得られたメリットを3つ挙げてもらった。

1.怒りの感情をコントロールできるようになる

「私は周囲から『有岡さんって怒ることってあるの?』とよく言われることがあります。私も一人の人間ですから、怒りの感情がゼロではありませんし、以前はよく怒っていたような気がします。瞑想を習慣付けることで、怒りの感情が湧いたときに、『怒りの感情を表出させることの目的は何か? 表出させて意味があるのか?』『ここで怒りの感情を表出させて周囲に与える影響は?』など、少し俯瞰して自分自身を見られるようになることで、不要な怒りの感情を抑えることができます。自分自身の感情がコントロールできるようになれば、自らのストレスも減らせると思います」

2.ポジティブな感情に満たされる

「瞑想の考え方で『いまここ』に集中することが大事だとよく言われます。ネガティブな感情とは将来に対する不安だと思います。『いまここ』に集中できれば、自ずと『生きてるだけで丸儲け』という感覚を味わえる気がします」

3.集中力が格段に上がる

「普段パソコンに向かって仕事をしているとき、さまざまな雑音が耳に入ってくると思われます。一見、パソコンに向かって集中しているように見えて、実はさまざまなところにアンテナを張り巡らせて、集中力を十分に発揮できていない状態になっているかもしれません。私が瞑想を始めてからとくに変化に感じたのは、集中力が格段に高まったことです。イメージとしては、パソコンと自分しかいない空間に没入しているような感覚が得られています」

瞑想を仕事に役立たせるための実践法

瞑想は、現代ビジネスパーソンにとって、一つのメンテナンス方法といえそうだ。では、忙しいビジネスパーソンが、瞑想を仕事に役立たせられるように実践するには、いつどこで、どのくらいやるのがいいのだろうか? 体験をもとに有岡さんに教えてもらった。

1.朝と夜寝る前に毎日

「できれば、毎朝、静かな環境のなかで行うことをおすすめします。一日のリズムを良くすることができ、仕事のスタートダッシュが快調にきれるはずです。

また寝る前にも瞑想を行うことで、睡眠の質を向上させることにもつながります。ベッドの中でもスマホから離れられず、脳が興奮した状態ではリラックスして眠りにつくことはできません」

2.気分が落ち着かないとき

「気分が落ち着かないときや仕事が溜まっているときに行うことで、イライラが改善することが期待できます。少し落ち着いた会議室でできればよいのですが、なかにはトイレの個室で行う人もいるようです。

それでも効果を感じにくい人は場所を変えることをおすすめします。具体的には休日を利用して、空気の良い山頂や、気分が引き締まるお寺などに出向くことも良いと思います」

瞑想を始めたいと思ったら…

瞑想を始めたいと思い立ったら、何から始めるのがいいだろうか。

「まずは、瞑想について理解を深めたい方には、瞑想に関する勉強会に参加することをおすすめいたします。瞑想のやり方については書籍やインターネットで見ることができますが、百聞は一見にしかずで、体感することが有効です。

最近は出勤前の時間を活用した『朝瞑想』など、瞑想に関する体験会もいろいろなところで開催されているので、注意力が散漫と感じている方や感情をコントロールできない方、忙しく働くビジネスパーソンの方は、ぜひ体験していただきたいと思います」

瞑想やマインドフルネスに興味はあるビジネスパーソンは、今から始めても遅くはない。正しい方法を習得するためにも、まずは体験から始めてみるのが良さそうだ。

【取材協力】

有岡 秀郎さん
米国NLPコーチング研究所公認プロフェッショナルコーチ
航空自衛隊に入り、その後大手航空会社の航空貨物会社、電子部品の法人営業を経て、現在は教育会社に所属。業務の領域は大手上場企業に対する人事施策や能力開発のコンサルティングが中心。個人的な活動としてパーソナルコーチを行う。活動テーマは幅広くビジネスリーダーシップの開発やキャリア開発が中心。
https://s21382801.wixsite.com/website

【参考文献】
吉田昌生『脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法』(主婦の友社)
成瀬雅春『1日3分 マインドフルネス瞑想』(扶桑社)

日経ビジネス電子版「脳の構造を変える! マインドフルネスって何?」
https://business.nikkei.com/atcl/skillup/15/111700008/100700113/

新R25「医学博士が語る「瞑想」の驚くべき効果。オススメのやり方や時間についても教えてもらった」
https://r25.jp/article/656344393100266459

取材・文/石原亜香利

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