人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「No show問題」を解決できるか?無断キャンセルで突如発生する飲食店の空席とユーザーをマッチングするサービス「ビスポ!」

2020.03.01

飲食業界では、予約をしたのにキャンセルの連絡もないまま現れない「No show(ノーショー)」が問題になっている。その損害額は年間で約2,000億円。そんな中、飲食店の空席とユーザーを即時にマッチングする「ビスポ!」に注目が集まっている。

そのビスポ!が、中国で浸透しているQR・バーコード決済サービス「Alipay(アリペイ)」と連携した。ビスポ!はインバウンド向けにも新たなサービスを提供する。

日本の「No show(ノーショー)」問題

経済産業省の「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」(2018年11月1日)によれば、No showが飲食業界全体に与えている損害は、年間で約2,000億円ともいわれているという。さらに、通常の予約のうち、1日前、2日前に生じるキャンセルも加えるとその発生率は6%強で、被害額は約1.6兆円にも及ぶと推計されるという。

無断キャンセルは飲食店にとって物理的、精神的、機会ロスになる。特に「忘年会スルー」、つまり忘年会として大人数の予約をしたのにも関わらず、キャンセルの電話もなく時間になっても、誰も店に現れないというケースは、店側へのダメージが大きい。準備した大人数分の料理や飲み物、それにかけた労力がすべて無駄になるからだ。

そんな中、2018年8月に誕生した「ビスポ!」は、No showを防止するサービスの一つだ。飲食店の空席とユーザーをLINE上で即時マッチングさせることで、飲食店側は確実に予約を受けられる。ビスポ!は予約台帳サービスの主要4社とシステムを連携しており、リアルタイムで空席がわかるため、ユーザーに空席のある店だけをリストアップできる。そのため、ユーザーは、当日でも電話なしでLINEから空席を即時確約できる。

アリペイと提携しインバウンド対応も

そんなビスポ!が、中国最大のモバイル決済サービスアリペイと提携し、アリペイのユーザー向けに、日本国内にある飲食店の即時予約サービスを2020年2月初旬より順次提供することを発表した。

アリペイは、多数のミニアプリと提携してスーパーアプリを構築している。そのミニアプリのひとつとして今回、ビスポ!が提携した。

提携の背景としては、インバウンドにとって「最適な飲食店予約サービスがない」「言語・文化の違い」などの障壁があり、未だ自分好みの飲食店探しはハードルが高いこと、そして日本の飲食店側も、インバウンド対応したいところがあるが、上手く情報を届けられていないことがあるという。

また飲食店側には、インバウンドによる予約に対してNo showになるリスクにも備えなければならないという課題もある。その点、ビスポ!の「No show防止」の特徴は、インバウンドに対しても有効となりそうだ。実際、No show対策として予約手数料330円(人民元で約20元、1元=16.5円換算)をユーザーが事前に支払う仕組みになっている。

アリペイと連携したことで、ユーザー体験はどう変わる?

アリペイとの連携により、日本に来たインバウンドに対して、どのようなユーザー体験を提供できるようになるのだろうか? ビスポ!の運営元である株式会社BespoのCEO高岳史典氏に聞いた。

「アリペイのミニアプリにビスポ!の飲食店即時予約システムが連携することで、アリペイを利用する訪日観光客が、シームレスかつ簡単に日本の飲食店を予約できるようになります。サービスはすべて中国語対応しており、掲載店舗は店頭でアリペイ決済に対応しているお店のみが掲載されるため、お店探しから予約、飲食代金のお支払いまで安心してワンストップで飲食店をご利用いただくことができます」

訪日中国人向けのキャッシュレス・予約サービスは他にもあるが、どのような強みがあるだろうか?

「ユーザーから見た場合、当日かつ即時確約できるお店を選べることです。訪日旅行中は一つの訪問地にその日しか滞在しないことも多いので、当日に確実に予約できることが極めて重要になります。飲食店から見た場合、送客手数料が無料なので安心して本サービスに参加できることが強みです」

高岳CEOは、今後も、テクノロジーによって飲食店のサポートを続けていきたいと述べる。中国のみならず、欧米への対応も始めているそうだ。

【参考】ビスポ!

取材・文/石原亜香利

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年3月16日 発売

特別付録は進化した「超望遠12倍スマホレンズ」!5Gの最新情報や今買うべき新製品を一挙紹介!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。