人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

お掃除ロボット・ルンバが初のD型シェイプに!アイロボット30年の技術を結集した「ルンバ s9+」の恐るべき実力とは?

2020.02.27

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

今までにない形の新しいルンバが誕生

 ロボット専業メーカー、アイロボット社が設立されたのは1990年。2002年に初の家庭用ロボット「ルンバ オリジナル」を発表、創立30年となる2020年の今年、新モデルの「ルンバs9+」が発売開始した。

 発表会には創設者の一人である、アイロボット・コーポレイションCEOのコリン・アングル氏、アイロボットジャパン 代表執行役員の挽野元氏、プロダクトマーケティング部長の山内洋氏が登壇。他のモデルとは一線を画す“唯一無二のルンバ”をアピールした。

「ルンバ30年の歴史がつまったビーストのようなパフォーマンスを持つ製品。洗練されたデザインに、パワフルなビーストにふさわしいハードウエアの性能を詰め込んだ」(アングル氏)

〇D型シェイプ採用でセンサー機能と清掃機能が向上

 最大の特長は、従来の丸型モデルと異なるD型シェイプ「ウルトラエッジデザイン」。狭い場所、袋小路に入った時に、丸型は回転して容易に出て来られるが、D型だと袋小路にはまってしまうと回転ができなってしまう。D型形状に必要不可欠の技術が、立体的に捉える高機能3Dセンサーだった。

 ルンバ前面に搭載されている3Dセンサーは、ロボットの前面にある障害物を、奥行状況を含めた三次元で捉え、現在の状況やこれから侵入するエリアの狭さを正確に把握。今までは前面にあるモノや壁を距離の認識で判断していたが、3Dで奥行まで見られるようになり、D型形状でもしっかりと壁に密着、狭い場所に入りスマートに出てくる立ち回りを実現した。

 一般的なロボット掃除機は2つのタイヤの間にブラシが付いているが、「ルンバs9+」はD型形状により、本体の最前面に従来よりも幅が30%長く広くなった、2本のデュアルアクションブラシを搭載。2本のブラシの片方が汚れを浮き上がらせてかき出し、もう一方がブラシを逆回転させてゴミをかき込むが、1回の走行で清掃できるエリアが30%広くなり、これまで以上に効率よく清掃できるようになった。

 サイドブラシも新しくなり、26度の角度に設計された30ミリのブラシ5本を搭載。ゴミのたまりやすい部屋の隅や角までしっかりと届いてかき出す。ルンバ上位機種に搭載されているAeroforce3段階クリーニングシステムを踏襲しながら、強力なクリーンモーターと改善されたエアフロ―で、ルンバ600シリーズと比較すると40倍の吸引力を実現した。

 さらに「ルンバs9+」は床の状況を把握して必要な場所で必要な部分だけパワーを発揮するパワーブーストを搭載。繊維の奥に絡まるようなラグ・カーペットではパワーアップ、フローリングではパワーをセーブすることでバッテリーを節約、稼働音を静かに保つことができる。

〇「vSLAMナビゲーション」で家中の間取りを把握してマップを作成

 ルンバ900シリーズに搭載されたvSLAMナビゲーションは、アイロボット独自の家中の間取りを把握してマップを作成するコアテクノロジー。ルンバ本体にある光学センサーで毎秒23万400ポイント以上の情報を収集、分析することで周辺環境を正確に把握する。

 vSLAMナビゲーションに加えて、さらに一段高いマッピング「Imprintスマートマッピング」機能を搭載。vSLAMナビゲーションで作成した地図情報を複数回重ね合わせて、機械学習的に画像を蓄積、より効率的な清掃パターンを学習する。それぞれの部屋を個別に認識することが可能になり、今までは難しかった、キッチンだけの清掃、留守の間に寝室、リビングだけを清掃するといった、生活ニーズに合わせた細かな清掃方法ができるようになった。

〇ダスト容器「クリーンベース」&ブラーバとの連携

 清掃が終わると自動ゴミ収集器の「クリーンベース」に30杯分のゴミが収納され、都度のゴミ捨てのわずらわしさを解消。本体のダストカットフィルター、クリーンベース内の紙パックだけでなく、本体とクリーンベースの接続部の密閉を高めることによってクリーンベースにも、ダニ、カビなどのアレルゲンを99%キャッチする抗アレルゲンシステムを実現した。これは「ルンバs9+」の独自機能となっている。

 床拭きロボット「ブラーバ ジェットm6」と連携する「Imprintリンク」は、水拭き掃除の完全自動化が実現した目玉機能。ルンバの清掃終了の合図を、ブラーバがクラウド経由で受け取り、自動的にブラーバが水拭き掃除をスタートする。「Imprintスマートマッピング」と密接に連携しており、ニーズに合わせて部屋ごとの清掃も可能。ルンバで全部屋を掃除した後、水はね、油はねが気になるキッチンをブラーバで後から掃除をするといった連携ができる。

 「ルンバs9+」は2月28日からアイロボット公式ストア、アイロボット認定販売店で発売を開始。公式オンラインストアでは税別16万9800円。3月31日まで期間限定で、「ルンバs9+」と「ブラーバ ジェットm6」がセットになった「パーフェクトクリーニングセット」を税別21万9800円で販売する。

【AJの読み】デザイン、機能、利便性を兼ね備えた「ルンバs9+」は最強掃除ロボット

 発表会会場ではアイロボット社30年の歩みや、歴代のルンバが紹介され、1991年に宇宙探査用に開発された、6本脚の昆虫型ロボット「ジンギス」も展示されていた。

 アイロボット社は昨年末までに全世界で累計3000万台の家庭用ロボットを販売、ロボット掃除機のシェア74.7%と史上最高のマーケットシェアを獲得し、ロボット掃除機を牽引するメーカーとして新製品の「ルンバ s9+」にも自信をのぞかせた。

「ルンバs9+」はヨーロッパ、アメリカで先行販売されており、日本でのローンチが遅れた理由について挽野氏はこう述べた。

「基本的には世界で同じ商品を売るという形だが、製品によって各市場での品質要求が異なり、中でも日本は品質要求が高い。今回の発売時期も、欧米でローンチ後にフィードバックを反映してより良いものを販売するという社内の意思決定によるもの。日本の家庭は家具類の配置の密度が高いため、ナビゲーションをより複雑にし、D型でも狭い場所からスムーズに出られるよう改善した」

「ルンバs9+」はD型もさることながら、今までになかったマットブラックとブロンズの組み合わせによるスタイリッシュなデザインが目を引く。稼働音は格段に小さくなったという印象はなかったが、躯体の幅をフルに生かしたアクションブラシによる清掃性能の向上や、ブラーバとの連携による拭き掃除の自動化には期待が持てそう。

 コードレス掃除機でもロボット掃除機でも、ゴミを捨てるときがストレスになっている自分にとって一番ポイントが高いのが、i7シリーズで採用された自動ゴミ収集機のクリーンベースが新型でも踏襲されたこと。掃除のたびに捨てる必要がなく、自動的に約1か月のゴミを溜めることができ、しかも密封紙パックなので捨てるときに舞い上がるゴミに不快な思いをしなくて済む。現状では、デザイン、機能、利便性を兼ね備えた「ルンバs9+」は最強の掃除ロボットではないだろうか。

文/阿部 純子

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年6月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「デジタル調理温度計」!特集は「安くてイイもの」&「新しい働き方」&「マイナポイント」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。