
天体写真を愛好するハイアマチュアユーザーに紹介したいカメラが、キヤノンに登場した天体撮影専用のフルサイズミラーレスカメラ『EOS Ra』。
有効画素数最大約3030万画素・フルサイズCMOSセンサーと天体撮影に適した光学特性を備えており、天文ファンの間で人気の高い赤い星雲などを高精細かつ鮮やかに描写ができる優れものだ。
天体撮影に適した光学特性と『EOS Rシステム』
CMOSセンサーの前面に配置しているローパスフィルターの特性を、ベースとなるカメラ「EOS R」から変更することにより、Hα線の透過率を「EOS R」と比較して“EOS Ra”は、約4倍に高めている。
また、有効画素数最大約3030万画素・フルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、最高ISO40000の常用ISO感度と低ノイズの撮影を実現。これにより、干潟星雲(M8)や三裂星雲(M20)、エータカリーナ星雲など赤みの強い星雲を、高精細かつ鮮やかに撮影することができる。
小型・軽量ボディーにバリアングル液晶モニターを搭載し、三脚にカメラを固定したままでも、モニターでの撮影設定の調整と映像確認ができる。
さらに、映像の拡大倍率は「EOS R」の最大10倍から最大30倍に変更。液晶モニター上で細かな星を大きく拡大表示することができるため、天体撮影時に厳格なピント合わせが可能だ。
構成/ino
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