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岐阜の動物病院がストレス関連の疾患をもつ犬猫を救う日本初の「ストレス診療科」を開設

2020.02.25

日本初!犬猫の『ストレス診療科』

人間はストレスが心身の健康に影響を及ぼし、心身症を発症したり、うつ病などの精神疾患を発症することがある。

それは犬猫も同様だ。ストレスが引き金となって、身体の健康を損なったり、異常行動を発生させたりする。慢性的な下痢・嘔吐・痒みなどはストレスによって起こりやすく、体の検査を行っても異常が見つからない、体の治療を行っても治癒しないということがしばしばある。

こうした場合、心理的ストレスの影響が考えられる。このストレスを原因とする体調不良・異常行動は、一般の身体に対する治療だけでは必ずしも治癒しない。

ストレス関連疾患を患う犬猫を救う病院が「ぎふ動物行動クリニック」だ。2019年12月1日から、日本初となる犬猫のストレス診療科をスタートした。

ストレス診療科では、ストレスが原因となっていると疑われる、症状の緩和を目的として、ストレスの緩和のための診察・治療を行う。

具体的には、犬猫と飼い主の生活習慣・生活環境・関わり方・問題となっている状況などを、60分~120分程度かけてヒアリングし、ストレスとなっている問題の原因を探っていく。持続的なストレスが疑われる場合、どのようにストレスケアをしていくかについて、飼い主と話し合い検討する。

ストレスケアの方法としては、主に、環境修正、行動修正、薬物療法の3種類の療法を実施。

環境修正:動物行動学に基づいて生活環境を整えることで、動物が過ごしやすい環境を提供すること

行動修正:トレーニングなどを通じて、ストレスとなっている刺激や状況に対して、過度な緊張・興奮を取り除き、不安・恐怖を緩和させること

薬物療法:向精神薬や漢方薬を使って、衝動性や不安をやわらげたり、自律神経の働きを整えること

今回は「治療事例」も紹介しよう。

品種:トイプードル×ミニチュアダックスのMIX 年齢:3歳 性別:雄

飼い主に対する攻撃行動を主訴に来院。ヒアリングの中で飼い主に対する攻撃行動だけでなく、ほとんど毎日嘔吐を繰り返していることが分かった。嘔吐に対しては、血液検査を行ったものの、異常値は検出されなかった。

飼い主に対する攻撃性や、音などの刺激に対する過敏性も強かったことから、身体の問題からの嘔吐ではなく、交感神経の過剰な興奮を疑い、自律神経の失調から来る嘔吐と仮診断した。

これに対し、嘔吐を止める薬を用いるのではなく、自律神経を整えるために、漢方薬(大柴胡湯)を使用したところ、嘔吐の発生がなくなり、攻撃行動の発生も減少。現在漢方薬を服用しながら、トレーニングを行い、飼い主との安心できる関係づくりを進めているという。

構成/ino

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