
ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D6」を3月に発売する。価格はオープン。予想実勢価格は798,600円前後(税込)。
本製品は、スポーツ・報道系のプロフェッショナルフォトグラファーのパフォーマンスをサポートするニコンデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデル。2016年3月に発売された「ニコン D5」の後継機となり、AF性能が大きく向上しているのが特徴だ。
新開発の全点選択可能な全点クロスタイプセンサー105点AFシステムを搭載し、AFセンサー密度は約1.6倍、選択可能なクロスタイプセンサーの点数は3倍と大幅に増え、高い合焦性能を発揮。「D5」で好評だった「グループエリアAF」もさらに進化し、被写体の動きや撮影シーンに応じて17種類のAFエリアパターンからカスタム設定ができるようになった。
さらに、新開発のAF専用エンジンにより、約14コマ/秒の高速連続撮影でも全点同時測距を実現し、被写体へのAF追従性能が向上。新アルゴリズムの採用により、被写体にフォーカスを合わせ続ける性能も強化されている。
また、プロフェッショナルの現場で求められる撮影後のワークフローの高速化も実現。背面モニター上のフリック操作で最も重要な画像を割り込み送信できる機能や、編集用と送信用にサイズや画質設定の異なるJPEG画像を記録できる機能などを新たに追加している。
有線は「D5」と同じ1000 BASE-T標準規格を継承しながらも、約15%の転送速度向上を実現。Wi-Fiも搭載し、有線・無線ともに幅広いニーズに応じた通信が可能なほか、GPSなどの測位衛星システムに対応した機能を内蔵し、撮影時の正確な時刻や位置情報を取得することが可能だ。
使い勝手もさらに向上し、コネクター配置の見直しやボタンイルミネーション時の液晶表示の視認性を高めるなど、プロの撮影をサポートする使いやすさを追求。厳しい環境下でも安心して撮影ができる堅牢性、耐久性や防塵・防滴性能に加え、セキュリティーワイヤーを接続できるケンジントンロックにも対応する。
有効画素数は2082万画素、ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 6」の搭載により、ISO感度は100~102400の幅広い常用感度域を実現。
記録媒体はCFexpressカード(Type B)、XQDカード。本体サイズは約幅160×高さ163×奥行き92mm、質量は約1450g(バッテリーおよびCFexpressカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)。
製品情報
https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d6/
構成/立原尚子
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