
■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
キャンピングカー=車内でキャンプ場に行き、車内でくつろぎ、車内で眠ることができるクルマのイメージがつきまとう。
そのためか、実際のキャンプで必要のない設備を備え付けて、かえって使いづらいという人も多かった。
2020年1月31日〜2月2日に幕張メッセで行われた「ジャパンキャンピングカーショー2020」では、全ての機能を車内に盛り込むのではなく、時には装備を外に出してゆったりくつろぎ、のびのび眠ることができるモデルが増加。
特にバンコンなど、日常使いしやすいサイズが人気のモデルでは、好きな遊び道具を積んで気軽に出かけ、気に入った場所でゆっくり過ごすという「バンライフ」的な使い方を提案するモデルが人気だった。
ダイレクトカーズ/リトリート
リトリートは、キャンピングカーのトレンド「アメリカン・バンライフ」をヒントに、“移動する趣味の部屋”をコンセプトに開発。ショーでは2種類を展示していた。
5DOOR(展示車両:434万8200円)。リアの引き出しにツーバーナーをセットする。また、収納スペースにキッチン用品をまとめておけば、引き出すだけで快適なキッチンになる。跳ね上げ式のドアなので、少々雨が降っても大丈夫。
スーパーロング(625万3000円)は運転席のすぐ後ろにバーナーを収納した引き出しがある。対面になる2列目、3列目シートのすぐそばで作業できるのが便利。
レクビィ/ホビクル オーバーランダー・JAOS
JAOSのパーツとアイアンを巧みに使い、武骨感満載のホビクル(展示車両:576万7000円)。
リアに設置しているシンクとテーブルは車外に取り出して使える。キッチンユニットはネジ2本で着脱可能だ。
荷室の左右にレールが通っているので自分好みにカスタムしやすい。
シートはミリタリーを意識したグリーン。極太パイプのアームレストがカッコイイ。
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