
2月13日、厚生労働省が無症状感染者も強制入院させる方針を固めるなど、ますます警戒が強まる新型コロナウイルス。今回、このたびの感染拡大が採用・選考活動にどのような影響を及ぼしているのかを調べるべく、企業担当者向けのアンケート調査が行われた。
6%の企業には実際にすでに影響も
設問1:新型コロナウイルス感染拡大に伴い、選考活動への影響は出ていますか?
「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、選考活動への影響は出ているか」と尋ねる調査が行われたところ、6%の企業で既に影響が出ていることが分かった。
「現在は影響は出ていないが、今後影響が出てくると思う」(46%)と合わせると、実に半数以上の企業が新型コロナウイルス感染拡大を脅威に感じていることが明らかになった。
最大の懸念は、日程再調整の多発による実務作業の増加
設問2:選考活動に対してどういった影響を及ぼすか(または、すでに及ぼしているか)ご回答ください。 ※複数選択可
新型コロナウイルス感染拡大じゃ選考活動に対してどういった影響を及ぼすと思うか尋ねる調査が行われたところ、「日程再調整が多発することで実務作業が増加する」(28%)が最多に。
以降、「採用スケジュールが遅延していく」(25.2%)、「説明会の参加人数が集まらず、採用人数に影響する」(18.2%)と続いた。
対策を実施している企業はまだまだ少ない?
設問3:新型コロナウイルスの感染拡大による選考活動への影響を少なくするために、具体的な対策はお持ちですか?
「新型コロナウイルスの感染拡大による選考活動への影響を少なくするために、具体的な対策を立てているか」と尋ねる調査が行われたところ、すでに対策を実行している企業は15%にとどまり、57%の企業は特別な対策はしていないと回答した。
「オンライン面接・面談の活用」が最も多い対策に
設問4:どういった対策を検討したり、実行されていますか? ※複数選択可
具体的な対策内容を尋ねる調査が行われたところ、もっとも多かったのは「オンライン面接・面談の活用」(19.6%)だった。対面を避けることで感染拡大を助長しない狙いがうかがえる。
求職者が面接方法を指定しなければ、54%の企業が、オンライン面接・面談を選択意向あり
設問5:求職者が来社を伴う面接の実施にこだわらない場合、どのように面接を設定しますか?
「職者が来社を伴う面接の実施にこだわらない場合、どのように面接を設定するか」と尋ねる調査が行われたところ、「来社を伴わない面接(オンライン面接)を依頼する」という回答が最多だった。やはり、オンライン面接のニーズは多いようだ。
※スタジアム調べ
[調査概要]
調査タイトル :新型コロナウイルスの感染拡大に伴う選考・採用活動への影響調査
調査対象 :当社取引先以外の企業も含む11,764社
調査期間 :2020/2/6(木)16:00~2020/2/8(土)23:00
調査方法 :インターネットによる調査
調査地域 :全国
提出数 :有効回答141
実施機関 :株式会社スタジアム
出典元:株式会社スタジアム
構成/こじへい
こちらの記事も読まれています