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生涯年収がアップする!?AIが食生活をアドバイスするサービス「WorkUp AI」の革新性

2020.02.12

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

AIによる質問と仕事度合から健康に必要な食事をアドバイス

 健康意識の高いオフィスワーカー向けに、ワークパフォーマンスの向上につながる食の改善をAIがアドバイスし、生涯年収をアップさせる世界初のサービス「WorkUp AI」サービスがスタートした。

 運営しているのはゲームやアプリの制作を行っているシグナルトーク。同社はオンライン麻雀ゲームからスタートし、2005年から認知症の早期発見ができる「脳測」をリリース、2014年からは、統計により28万通りの情報から厳選して正しい健康情報だけを届けるアプリ「my healthy」を始めた。新サービスの「WorkUp AI」は、「my healthy」で培った成果を活かした新事業となる。

「健康を数値化するのは難しく、自分がどれほど健康なのか、同年代と比較するとどうなのか把握しづらい。また、健康診断の結果は病気の発見ツールであり、自分がどのくらい健康で、改善すべきか否かまではわからない。こうした健康状態を“見える化”して改善するサービスが『WorkUp AI』。

 風邪、頭痛、腹痛、花粉症、睡眠障害、肌状態、うつ状態など、ワークパフォーマンスを低下させる慢性的な体調不良は、食生活にも起因するということが、今までのデータでわかってきている。食事を改善して免疫力を上げていくことでリスクを減らし、病気にならないように心がけることを目的としたプロジェクトで、変化がわかりやすいように健康を数値化している」(代表取締役 栢 孝文氏)

「WorkUp AI」は専用アプリを使った月額9800円(税別)の有料サービス。生年月日、身長、体重、性別、現在の年収を入力、健康状態や食生活、仕事のことなど「AIカウンセリング」で、700問以上の質問に回答していく。途中まで回答し、別の日に続きから回答するのも可能だが、設問に多く答えるほど細かいデータが反映されAIが分析しやすくなる。回答の結果から健康度を“健康偏差値”としてスコア化。自分が同年代の中でどのくらいの位置にいるのか、目安を示す。

 さらに仕事の成果を数値として把握する、ワークパフォーマンスの自動測定も大きな特長。専用アプリが「キーボードの打数」「マウスカーソルの移動距離」「保存したファイル数」「プログラムの切り替え数」「パソコンの前にいる時間」「笑顔の回数」を自動的に測定。アプリをインストールすると仕事効率がスコア化され、グラフやランキングで確認できる。

「自分で毎日入力すべきものだと面倒で続かない、デバイスを使ってチェックするものだと身に着けなくてはいけないと、結局長く続かないことも多い。こだわったのはこの点で、いつも通りの事をやっている中で健康度を測れるサービスとして、マウス、キーボードの利用率とスピード、ファイルやプログラムの稼働を計測してタスク管理と連動する」(栢氏)

 さらにPCカメラの顔認識で「笑顔検出」することで笑顔の数値化も可能に。うつ傾向や退職傾向の発見につなげる。

 質問と活動度の自動計測の結果から、個人の悩み別にAIが何を食べればよいのかアドバイスを行う。健康偏差値が上がればワークパフォーマンスも上がり、現在の年齢と健康度合から、健康的に働ける年数をシミュレーションして生涯年収をスコアとして割り出す。

 AIのアドバイスにより効率よく取れる栄養メソッドでも、わかりやすく「○○万円Up!」と金額で表示。おすすめの食材を使ったレシピも紹介しているが、食べやすいように、2工程内で5分以内に調理できる簡単レシピになっている。

 実際にその食材を食べた、もしくは食べようとしているという時点で、メソッドが提案する食材の「Action」をクリック。健康に1歩近づく状況をAIに送ることでスコアがアップする。

 メソッドで勧めている食材はおいしいだけでなく、共働きのハードワーカーを想定して、小分けができる、無添加、製造工程など体に良い商品を紹介。アフェリエイトではなく、編集スタッフが実際に購入、試食して厳選した商品をピックアップしている。その栄養についてさらに詳しく知りたい場合は、専門家による栄養コラムを参照できる。

 日々のワークパフォーマンスについてのコメント、健康情報がAIからメッセージとして送られてくるが、メッセージは医師や管理栄養士など約700人の専門家の知見をもとにAIが生成している。LINEとも連携し、AIがLINEからアドバイスすることもできる。

 ワークパフォーマンスの変化を実感できない時は、3カ月間以内なら全額返金する。個人向けのサービスとしてスタートしたが、キーボード打数やファイルの保存数など厳密な指標を入れることで、費用対効果を求める企業のニーズに合った従業員の健康管理ツールとして、法人サービスも今後展開していく。

【AJの読み】健康が数値化されてわかりやすいが、この食生活を維持できるかどうかによる

 健康偏差値や年収がいくらアップするかなど、スコアとして表示されるのでわかりやすいのは確か。キーボットやマウス、ファイルで自動的にワークパフォーマンスが測れるのも、忘れっぽい人にはありがたい。ただ設問がとても多く、その食材を摂るのは週1回なのか月1回なのかと細かく聞かれる。「週1回以上、ドラゴンフルーツを食べていますか?」。それってそもそも週1回の頻度で食べるもの?というような質問や、「直近1カ月で肥満になりましたか?」ってずっと肥満気味の場合はどう答えたら?など、全問を回答するにはかなり時間がかかりそう。

 今の自分に必要な食材がなにかをアドバイスしてくれて、レシピの提案まであるのはうれしいが、実際にアドバイスをもとにした食生活を送っているのかどうかに大きく左右される。「食べようと思っていたけど、結局まだ食べていない」状態でActionをクリックしてしまったら、AIはそこで健康度が1上がったと判断してしまう。最終的にはやはり、健康になろうという本人の意識によるところが大きい。とはいえ、無料アプリだとフェードアウトになりそうでも、月額9800円となかなかの値段なので、そこでヤル気が起こるかも。

文/阿部 純子

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