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金地金が40年ぶりの高値に、買取量は前年比で2倍に増加

2020.02.09

今の時代、口座に寝かしているだけでは、お金は増えない。株式投資、個人向け国債、投資信託、仮想通貨など、何らかの能動的な資産運用に取り組む必要がある。その中の一つが、貴金属だ。

今回、1885年の創業以来、1世紀以上にわたり、貴金属(プラチナ、金、銀、ほか)を取り扱う田中貴金属工業により、2019年の年間の資産用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量が発表された。

※本文中の金とプラチナ円価格は、田中貴金属工業が公表している1グラムあたりの税抜小売価格

【金地金の販売量/買取量】販売量:20,090kg(前年比-17.7%) / 買取量:33,742kg(前年比+190.0%)

2019年の金地金の販売量は、前年と比べて17.7%減の20,090kg 、買取量は190.0%増の33,742kgとなった。

期間内の国内金平均価格は4,918円/gと、前年平均価格から375円/g上昇。1月の最低価格、4,521円/gから、12月の最高値である5,343円/gと 18.2%の上昇を記録した。それに伴い、国内の金買取量も、昨年から約2倍の増加となった。

販売量は10月に消費税増税を控え、月に今年の月間最多量の3トンを超える量を記録。10月以降も金価格は比較的高値圏を推移したにも関わらず一定の販売量を保ち続けたことは過去とは異なる傾向であり、金による資産形成の認知が高まっていることがうかがえる。

【プラチナ地金の販売量/買取量】販売量:6,683kg(前年比-21.6%)/ 買取量:5,422kg(前年比+59.2%)

2019年のプラチナ地金の販売量は、昨年に比べ21.6%減の6,683kg、買取量は59.2%増の5,422kgとなった。年間の国内プラチナ平均価格は 3,120円/gと、前年から95円/g 下落した。

期間内の国内プラチナ価格は、最低価格を記録した6月の2,870 円/gから9月に最高価格の3,438円/gまで26%上昇し、年初来、総じて上昇基調となった。

販売量は、プラチナ価格が一時下落に転じた5月に月間最多量を記録するほか、消費税増税前の需要増で9月も好調。プラチナ価格の低迷が長期間続いてきた中でようやく上昇に転じたことから出遅れ感を意識した動きが見られた。

金価格の推移とその背景

ドル建て金価格は5月末までは 1,300ドル/Tozを挟んだ比較的狭いレンジでの値動きだったが、6月のFOMC(連邦公開市場委員会)で米国の利下げの可能性を受けて堅調に推移し、世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡でのタンカー攻撃を背景とした地政学的な緊張が高まり、1,400ドル/Tozを突破した。

その後も世界的な景気減速を背景にした利下げムードから、将来の世界的な緩和的通貨政策を織り込む形で金に投機的な資金の流入が見られた。

また、米国とイランの関係悪化や米中貿易摩擦など世界的な不透明感に拍車がかかる中、8月には金相場は 1,500ドル台に乗せた。

9月は、米国による対中追加関税の発動や英国のEU離脱への不透明感を背景に最高値の1546.10ドル/Tozを記録した。10月以降、米 FOMC により今後の金利が据え置かれることが示唆されたことや米中貿易協議の進展期待などから、1,500ドル/Toz を大きく割り込む水準で推移していたが、年末は薄商いのなか中東リスクなどが材料視されて1,514.75ドル/Tozまで上昇した。

円建て価格は、ドル建て価格の値動きが反映され、1月の安値から徐々に上昇し、12月27日には 5,343円/gをつけて1980年以来約40年ぶりの高値となった。

今後も、先の読めない米中貿易摩擦、中東を中心とした地政学的リスク、イギリスのEU離脱、世界景気やそれに伴う各国の金利政策に注目が集まることが予想される。

プラチナ価格の推移とその背景

2019年1月、800ドル/Toz前後で始まったが、2月は南アフリカでの国営電力会社の電力供給問題や、金鉱山で実施されたストライキがプラチナ鉱山へ波及することへの懸念からプラチナ供給への不安感が高まり、871ドル/Tozまで上昇した。

その後は、プラチナへの投機資金の流入が断続的に見られて、900ドル/Tozを超える場面はあったものの、米中貿易摩擦等による世界経済の減速懸念から価格下落に拍車がかかり、一進一退の動きに終始。年末は南アフリカで大洪水の影響から計画停電となり、952ドル/Tozまで上昇した。

円建て価格は、年間を通じて概ね3,000円/g 前後での値動きだったが、年末にドル建て価格が上昇したことを受けて、12月27日に3,407円/g の年間高値をつけた。

今後も引き続き、世界の景気動向、米国の金利政策や、南アフリカの鉱山会社事情に注目が集まることが予想される。

出典元:田中貴金属工業株式会社

構成/こじへい

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