
JR西日本では2020年5月8日より新しいコンセプトの特急列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行を開始する。この列車、今までの特急列車とは一味も二味も違う「特別な」車両なのだ。
まずは夜行列車としてデビュー!
西日本が誇る美しい海や空を表現した瑠璃紺色をまとった「WEST EXPRESS銀河」
「銀河」はそのシーズンごとに走行区間が異なり、デビューとなる5月から9月までは京都・大阪~出雲市間を走行する。
ここで驚きポイントなのがなんと夜行列車として走ること! 過去には日本全国でブルートレインなどの夜行列車が多く走行していたが、現在では夜行列車といえばなかなか気軽には乗ることのできない豪華寝台列車(クルーズトレイン)か、東京~出雲市、高松を結ぶ「サンライズエクスプレス」などとなかなかレア度の高い列車になっている。
「JR西日本は新幹線を主体として、お客さまに目的地へ早くついていただくことを目指すことが多いが、『銀河』はむしろ逆のことをする」というこの列車。鉄道旅行の中でも特に旅情あふれる夜行列車の旅がより身近に体験できるということで、「銀河」への注目度はおのずと高くなる。
しかも「銀河」はクルーズトレインのように何か月も前からの申し込みが必要となる、旅行商品としての購入ではなく、日本全国の「みどりの窓口」やJR西日本のネット予約サービスで申し込みができる、いわば普通の特急列車。言ってしまえば、「あっ乗りたい!」と思った時に空席さえあればその日の晩に乗ることだってできる。
もちろん、デビューからしばらくはプラチナチケットになることは必至なので、指定券発売日となる乗車希望日の1か月前にはチケット確保に動いたほうがよいだろう。
なお、2020年10月から2021年3月は、大阪~下関間を日中に走る、長距離昼行特急として運行する予定。山陽新幹線が全線開通する以前の長距離特急列車をオマージュするのだ。夜行列車と異なって景色もより楽しめるので、どんな旅路になるのかこちらのコースも楽しみ!
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