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老後資金2000万円を作るひとつのきっかけとしておすすめしたい「ポイント運用」の始め方

2020.01.31

近頃は「老後2,000万円問題」を受け、「どう老後資金をためるか」に関心が高まっている。先日行われた「じぶん銀行×auカブコム証券×堀潤-2020年の金融を紐解く特別座談会」では、この老後2,000万円問題の話題から、どのように老後資金を作っていくかという話題までさまざまなトピックスが挙がった。その中でも、投資慣れしていない日本人には、「ポイント運用」が適しているという話題も。

そこで今回は、この座談会に参加していたじぶん銀行の臼井朋貴社長に、日本人の現状とともにポイント運用による投資とは何か、そのメリットについて聞いた。

2019年の金融ニュースTOP3を振り返る特別座談会

特別座談会は2019年12月12日に実施され、参加していたのは、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀「じぶん銀行」の臼井朋貴社長、三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券「auカブコム証券」の齋藤正勝社長、ニュース番組『モーニングCROSS』のMCを務めるジャーナリスト兼キャスターの堀潤氏の3名。

2019年に最も反響があった金融ニュースTOP3「老後2,000万円問題」「消費増税」「FinTech」について掘り下げる対談となった。

今後起こると予測されている「2020年問題」や来年の金融・経済についての予測なども語られた。

日本の金融教育事情

特別座談会でのじぶん銀行社長 臼井朋貴氏

特別座談会で日本人の金融教育についてのトピックが挙がった際、じぶん銀行の臼井社長は「日本の場合は金融教育が0と言ってもいい程なされていないし、大人になってから投資しましょうと言われても、どうしていいか分からない場合が多いです。」と述べた。

そこで改めて臼井社長に、日本の金融教育事情について聞いてみた。

「『貯蓄から投資へ』『貯蓄から資産運用へ』と国策として推進しても、大きく進展はしません。米国の場合、401K(※1)導入を機に、個人の投資が大きく伸長したのに対し、日本では、同様の確定拠出年金制度iDeco導入後もそれほど大きな成長は見られません。

その要因はさまざまあると考えられますが、投資に対する心のハードル、つまり元本保証でないことへの怖さに一番の要因があるのではないかと感じます。

日本の場合、郵便貯金や銀行の定期預金等、高度成長期以降、バブル崩壊まで約30年間、長らく高金利、かつ、元本保証が当たり前という時代が続いていたこともあり、それで十分という文化が根強かったものと考えられます。それゆえ、例えば、小学校や中学校において、カリキュラムとして『金融教育』や『投資教育』が組み込まれるに至らなかったのではないかと推察されます」

※1 401K…米国の確定拠出型の個人年金制度の一つ。内国歳入法401条(K)項を根拠とする税制適格年金制度。

「ポイント運用」による投資慣れのススメ

また特別座談会では、日本人は欧米人と比べて、投資の「リスク」に関して拒否反応を示す、といった声も挙がった。これに対して、臼井社長は、

「やはり慣れが大事だと思います。そのまま大人になっている人たちは、投資の知識をなかなか知る機会がないですよね。そこで私たちがまずお勧めしているのは、『ポイントを運用してもらう』ということです」と述べた。

ポイント運用とは、株や投資信託などの値動きと連動してポイントが増減するもの。投資の疑似体験ができるサービスだ。KDDIのau WALLET ポイントのほか、NTTドコモのdポイント、楽天の楽天スーパーポイントなどでポイント運用サービスを提供されている。

実際、投資に抵抗があり、ポイント運用から始める人は多いのだろうか?
臼井社長に尋ねると、

一般社団法人 投資信託協会の2018年のアンケート結果と比較すると、au WALLET ポイント運用の利用者は、実際の投資信託保有者と比べて大幅に若年層に寄っており、その傾向が高いと考えられます」と話す。

ポイント運用に関して、顧客からは次のような声が挙がっているという。

・とにかく手軽 リスクがほぼなさそうでいい。
・ポイントがプラスになっていることが分かりやすい。
・ポイントなら財布が痛まないし、リスクが少なくて嬉しい。

ポイント運用のメリット

老後2,000万円問題に不安を感じ、投資を始めたいけれど、抵抗がある一般ビジネスパーソンには、ポイント運用は始めやすいところがあるといわれる。臼井社長にポイント運用のメリットを具体的に教えてもらった。

「ポイント運用の場合、投資の原資が現金ではなくポイントという点で、運用資産の値下がりに対する許容度が高いと思っています。実際の投資では、運用資産の価格が上昇する場合も、ずっと一定で上がっていくというわけではなく、上がったり下がったりを繰返しているわけです。この下がったタイミングで現金だと『損をした!』と思ってしまう方が多いですが、これがポイントであれば、そこまで神経質にならないで済みます。

ポイント運用は、実際の投資信託をベンチマークに運用していますので、ポイントが投資信託と同じ値動きをします。現金より気軽に、投資における『資産価格の変動』に免疫をつけることができる、これがポイント運用のメリットだと思います」

ポイント運用の賢い活用法

投資信託に興味があるなら、ポイント運用から始めるというのも一つの方法。臼井社長に賢い活用法をアドバイスしてもらった。

「せっかくポイントを持っているのに使わず、そのまま寝かせてしまっている方も多くいます。ポイント運用も実際の資産運用同様、分散投資の思考で『今月使うポイント』『中期的に使わないポイント』に分けて、『今月使うポイント』は、au PAYにチャージし、お買い物にご利用いただくと、キャッシュレス還元等でポイントを獲得できます。

『中期的に使わないポイント』は、長期的目線でじっくり運用すると、上下動はあるものの、長期的には運用益を得られる可能性は高いです。ポイント運用での経験を踏まえ、実際の投資へのステップにしていただけたらと思います」

2019年9月にポイント運用を始めた人が、4ヵ月経った現在、約8%高騰しているという実例もあるそうだ。

老後資金を準備する手段として、貯金のほか投資に取り組んでいる層もある中、ポイント運用という投資の一歩手前の方法があることも覚えておきたい。

【取材協力】

臼井 朋貴(うすい ともき)さん
じぶん銀行代表取締役社長。1968年生まれ。大阪府出身。
2019年にじぶん銀行 代表取締役社長、auフィナンシャルホールディングス代表取締役副社長に就任。

取材・文/石原亜香利

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