
ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウントシステム」対応の大口径望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」を2月14日に発売する。希望小売価格は354,530円(税込)。
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」は、NIKKOR Z レンズの「S-Line」に属し、70-200mmの焦点距離全域を明るい開放F値2.8一定でカバーする望遠ズームレンズ。
望遠ズームレンズでありながら、広角端での最短撮影距離はクラス最短の0.5mを実現するうえ、レンズ交換式カメラ用「NIKKOR」レンズにおいて史上最高の手ブレ補正効果5.5段のVR機構を搭載。近距離から無限遠まで撮影距離を問わず、絞り開放から、画像周辺部まで高い解像力を発揮する。
光学系には、青より波長が短い光を大きく屈折させる特性を持つ、ニコン独自開発の特殊高分散ガラスを使用したSRレンズ(SR:Short-wavelength Refractive)1枚のほか、蛍石レンズ1枚、EDレンズ6枚、非球面レンズ2枚を採用し、圧倒的な光学性能を実現。
さらに、「マルチフォーカス方式」を採用することで、高速・高精度なAF制御の実現に加え、近距離撮影時の光学性能が格段に向上。これにより、近距離の被写体の撮影でも、諸収差を抑えた解像感の高い画像を実現する。
また、ニコン独自のレンズ反射防止コーティング「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の相乗効果で、入射光に起因するゴーストやフレアを効果的に低減。光源が画面内にある場合でも抜けの良いクリアーな画像を得ることができる。
もちろん、静止画だけでなく動画撮影での使いやすさも追求。AFは、ズーミング時の追従性を高めるとともに、さらなる静音化を実現。フォーカスブリージングにも対応し、絞りやISO感度、露出の滑らかな設定操作ができる「コントロールリング」も搭載している。
利便性も高く、高画質を実現した開放F値2.8一定の大口径望遠ズームレンズでありながら、携行性に優れた軽量設計で高い機動力を実現。防塵・防滴に配慮した設計、マグネシウム合金製部品の採用による優れた耐久性、フッ素コート採用による高い防汚性能を備えているのも嬉しいポイントだ。
寸法は約89mm(最大径)× 220mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、質量は約1440 g(三脚座を含む)。
製品情報
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_70-200mm_f28_vr_s/
構成/立原尚子