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加速するデジタルトランスフォーメーションと2025年に訪れるIT人材の「崖」

2020.01.28

DXへの対応方法

1.体制作り

DX推進にあたって先ずは組織作りが重要です。一気に全社レベルの組織にするのではなく、基本的にはプロジェクトチームを組成するのが良いです。大きな変革を行う時には成功事例が重要ですので最初は動きやすい小さな組織の方が成功しやすいからです。DXには、早くて強い意思決定が必要です。そのためプロジェクトチームは社長や役員直轄にすべきです。よく責任を与えるのに権限を与えない組織がありますが、権限と責任は対になって初めて有効に機能します。プロジェクトチームには、権限と責任をしっかり与える事も重要です。

2.外部アドバイザーの利用

社内の人材だけでは、DX化へのノウハウ不足の可能性が高いと思われます。トップダウンでDX対応への指示を出した所でどこから初めて良いのかわからない事が多いです。ここは専門家を外部から召集して戦略を作った方が良いと思います。IT業界は非常に速度も早く難易度が高くなってきてます。自社だけで完結するのではなく、弊社の様なIT企業からノウハウを吸収するのが成功の鍵となります。

3.先ずはPoC(実証実験)から

大きなスコープでDX化を推進しようとすると上手くは行かないでしょう。最初は、小さな範囲からPoC(Proof of concept)を行い、少しずつ広げていくことをオススメします。ただ、PoC貧乏という言葉もあり、PoC自体が目標になったり、現実的ではないPoCを見極める事も大事です。すぐにものを作るのではなく、机上にて設計してみる事も大事です。Googleの「Google日本語入力」は20%ルールから作られました。業務時間の20%を好きな研究開発に使って良いというルールです。この「Google日本語入力」の開発では、最初の数ヶ月はコードを書くことなくディスカッションがメインだっと聞きます。PoCで失敗が続いてるという企業は、最初にしっかりと設計してみる事をオススメします。

4.DXへの考え方

外部アドバイザーを利用してDXを推進するにしても、経営層がDXの考え方を理解してないと上手くいきません。丸投げ状態では成功できないという事です。現状に縛られる事なく未来や現状で最適な形へ商品、サービス、ビジネスモデル、組織を変える事が必要なためです。

VUCA(ブーカ)時代のOODA(ウーダ)ループという言葉があります。VUCAは、それぞれVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字で、昨今の不安定なビジネス状況を意味します。

そして、OODAループはObserve(観察)、Orient (情勢への適応)、Decide(意思決定)、Act(行動)の頭文字です。不安定なビジネス状況の中で世の中をしっかりと把握して、意思決定、行動する事。そしてこれをループさせる事が重要です。そのため外部からアドバイザーが来たとしても、業界の専門家である経営者が世の中・業界から観察し意思決定する必要があります。

その上で、例えるならば先述したスマホ地図アプリの様に、現状に縛られる事なく、本質的な利用のされ方について考えていく事が必要です。技術、機能をメインに考えてサービス設計するのではなく、利用者視点にたった上で必要な技術や機能を利用していく。この点においては外部アドバイザーの知見が役に立つでしょう。

DXは、企業規模に関わらずどの企業も進めていくべき課題となっています。そして、2020年はDXを加速していく企業が増加していくでしょう。それと同時に、今後の働き方も変化が予想されます。全てのビジネスパーソンにとって、知識や対応を今から理解しておく必要があります。

文/森川 敬一

岡山県総社市出身。ホストコンピューターや基幹システムからWEBシステム、ゲーム開発、ADTechなど幅広い業界で様々な開発を手がけており、200名規模の組織を立ち上げマネージメントも経験。国内屈指のネット制作会社IMJの創業期から約10年、取締役兼CTOを務めるなど過去20年間で8社のCTOを務める。現在も、株式会社ユニメディアのCTOとして、AIやブロックチェーンなど最先端テクノロジーを活用した技術やサービス開発の指揮を執る。経営と開発の両視点から、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるテクノロジーの実用化を推進している。


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