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コーヒーカップはツルツルの滑らかな素材のほうがおいしく感じる理由

2020.01.24

 同じようなカロリーを摂取するのであれば健康的な食品や料理を選びたいものだが、そうはいっても我々が実際に選んでいるのは“不健康”な見た目のフードアイテムだというから興味深い。

実際に売れるのは健康食品よりも“ジャンクフード”

 いわゆる“ジャンクフード”は食べる側も健康にあまりよくないことは知っていながら口にしているケースが多そうだ。そしてむしろ見た目からして不健康そうであるからこそ、人々はそれを選んで食べているのだというかなり残念な研究結果が報告されている。我々はヘルシーな食べ物を判別できるのだが、実際に選んで口にしているのは“不健康”なほうのオプションであるというのだ。

 英・アングリアラスキン大学とクロアチア・ザグレブ大学の合同研究チームが2019年12月に「Food Quality and Preference」で発表した研究では、食品の見た目がどのように評価と購買意欲に結びついているのかを探っている。

 実験に参加した88人は用意された6種類のビスケットに対し、健康度、美味しさ、サクサク感、噛みごたえ、快楽度、購入の可能性について、ビスケットを食べたり触ったりすることなく、あくまでも外観だけでそれぞれ評価を下した。

Neuroscience News」より

 6種類のビスケットは表面の質感もさまざまで、ザックリとした荒い生地のビスケットもあれば、きめが細かく滑らかなビジュアルのものもあったのだが、総じて生地が荒いビスケットは健康度が高いと認識されていて、一方できめが細かくなると健康度が下がった。そして生地が荒いビスケットは美味しさが低く評価され、きめ細かいビスケットは美味しさが高く評価された。つまり健康に良さそうなものはあまり美味しくなく、健康に良くなさそうに見えるものは美味しいと認識されているのだ。

 そしてさらに残念な(!?)ことに、実際に買って食べてみるかを問う購入の可能性としては、きめ細かくて美味しい健康度の低いビスケットのほうが高かったのである。健康的な食生活を送りたいものだが、その一方で人々にとって健康的な食品は美味しそうには見えず、実際にお金を出して購入するのは健康に悪そうだが美味しいフードアイテムであるという実態が浮き彫りになった。

 しかし提供者側は良心に基づいてこのメカニズムを利用することができると研究チームは指摘している。実際には健康的なフードアイテムを、ジャンクっぽい見た目で不健康そうだが美味しそうに見せることで、ある意味では消費者を欺いて選ばせる方策である。健康に悪そうだが美味しいメニューが、実はヘルシーであったと後から知れば確かに何か得した気分になれそうだ。

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