
キャッシュレス決済を使わない理由として、上位にランクインするのが「いくら使ったかわからなくなる」というもの。しかし、家計簿アプリと連携させれば、この問題は簡単に解消。むしろ、家計簿の効用で管理はしやすくなり、お金も貯まりやすくなるはず。
コツはクレジットカードの履歴として記録すること
スマホ決済のメリットのひとつが、利用履歴を自動で記録し、管理できること。この点を生かし、着実に貯金を増やすなら、家計簿アプリとの連携がオススメだ。
ただし、そのためには注意すべきことがある。現在、スマホ決済の「○○pay」タイプで、利用履歴が〝そのまま〟反映されるのは『LINE Pay』のみ。対応する家計簿アプリは、「LINE家計簿」「マネーフォワードME」「Zaim(ザイム)」の3つとなる。
では、ほかの「○○pay」はどうするのかというと、決済時に使うクレジットカードを連携させておくのだ。そうすればクレジットカードの利用履歴として記録できる。もし細かい品目まで記録したい時は、レシートをスマホのカメラで撮影すれば、品目ごとの仕分けを自動で行なってくれる。
家計簿アプリを使うと、簡単な操作だけで、日・週・月といった単位で支出がわかるようになる。支出額を把握できれば、自然と節約意識が高まり、貯蓄にお金を回せるようになるはずだ。
現在、こうした家計簿アプリは何十種類も存在するが、クレジットカードや銀行口座と連携可能で、無料で使えるものとなると限られてくる。その中から、厳選したのが、下表の6つのアプリ。
画面の見やすさや使いやすさは個人差が大きいので、実際に試してみるのが得策。いずれも様々な機能を備えているが、最初はシンプルに入出金の記録だけを使うほうが長続きするだろう。
さらに、クレジットカードの利用時に、「おつり投資」ができるように設定をすれば、それほどストレスを感じることなく貯蓄額を増やせるだろう。
スマホ決済の収支が記録される仕組み
「○○pay」の場合、クレジットカードで決済するタイプであれば、クレジットカードの利用履歴として家計簿アプリに記録することができる。
生活の余裕や貯蓄を増やすために行なっているもの
日本FP協会が毎年実施している調査によると、支出の節約と並んで、家計簿をつける人が多いことがわかる。家計簿でお金の流れを〝見える化〟することが、貯蓄には必要だという認識が定着している。
◎クレジットカードと連携できる無料「家計簿アプリ」
【1位】マネーフォワード ME
[運営会社]マネーフォワード
[対応デバイス]iOS、Android
■ キャッシュレスとの連携度はトップクラス
クレジットカードだけでなく、電子マネーやプリペイドカード、ポイントカードとの連携数は最も多い。ただし、無料会員の場合、連携できる口座数は10件が上限となっている。画面は見やすく、操作性も良い。
[キャッシュレス連携度]★★★★★
[使いやすさ]★★★★★
[家計診断機能]★★★★
【2位】Moneytree(マネーツリー)
[運営会社]マネーツリー
[対応デバイス]iOS、Android
■ 仕事の経費の精算にも役立つ
『LINE Pay』には未対応だが、連携度は「マネーフォワードME」に次ぐ水準。支出をプライベート用と仕事の経費とに分けて記録できるのが便利。有料版ではAIが自動で経費を分類する機能も使える。
[キャッシュレス連携度]★★★★
[使いやすさ]★★★★★
[家計診断機能]★★★★
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