ブルーイノベーションと、京セラは、ドローン分野での新たなソリューションとして、ドローンを利用した"移動通信中継局"を共同開発することに合意した。
"移動通信中継局"は、災害現場などの携帯電話の電波が届かないエリアにおいて、通信中継局機能を持つ複数のドローンを飛行させることで、平常時と同じように携帯電話での通信を可能にする。
ドローン内の通信ユニットが通信エリアを判断し、自動で通信網を形成することが可能だ。
ブルーイノベーションが提供する、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し統合管理を可能にするBlue Earth Platform(BEP)等のシステム・プラットフォーム技術と、京セラが通信機器事業で培ってきた無線通信技術を融合させ、共同開発するという。
今後、LTE網や5G網での通信環境の構築実証を重ね、法令改正状況にあわせ、2021年度中の商用化を目指し、開発を進めていく。
移動通信中継局搭載ドローン 参考展示品
移動通信中継局 シミュレーター操作イメージ※国土地理院地図を加工して作成
開発における各社の役割
・ブルーイノベーション
移動通信中継局システム中のバックエンドシステム(サーバー対応)、フロントエンドシステム(画面インターフェース)の構築
・京セラ
ドローン中継局に搭載するLTE網、5G網の構築ができるセルラー通信ユニットの開発
関連情報:https://www.kyocera.co.jp/
構成/DIME編集部