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NECブランドで北米市場に再参入!NECパーソナルコンピュータの社長が語る、参入した理由と売れると見込んだ新モデル

2020.01.23

2011年、レノボとNECは合弁会社「NECパーソナルコンピュータ」を設立し、これまでに両社のシナジー効果を生かした製品開発を続けてきた。ワールドワイドで展開するレノボブランドのPCに対し、NECブランドのPCは主に日本国内で販売されているが、2020年1月、北米市場への参入を表明。CES 2020におけるレノボのブースには、北米向けの製品が、いち早くお披露目された。それらの詳細とともに、北米市場参入の背景を、NECパーソナルコンピュータのDevit Bennett社長と、商品企画担当の永井健司さんに聞く。

Devit Bennett(NECパーソナルコンピュータ 代表取締役 執行役員社長)

永井健司さん(NECパーソナルコンピュータ 商品企画担当)

−−北米参入は初めてではない!?

実は2015年に一度『LAVIE Z』というモバイルPCを、パイロット販売として北米市場で取り扱ったことがあります。ただし、この際はNECブランドではなく、レノボブランドとしての展開でした。その際に得た宿題=フィードバックは、今回投入する製品にしっかりと反映させています(永井さん)

−−具体的にどうフィードバックしている!?

『LAVIE Z』は当時、13.3型のモバイルPCでは世界最軽量となる700g台の軽さが大きな特徴でした。ただし北米では「(軽すぎために)持った感じが不安になる」「もっとデザインを良くしてほしい」と。確かに当時の『LAVIE Z』は軽さを追求するあまり、ヒンジがむき出しのところがあったり、一部に〝切り掛け〟があったりしましたからね。そこで、世界最軽量というような「数値」を目指すのではなく、あくまでも「ユーザーの満足度」を追求して開発したものを、もう一度、北米で展開することにしました(永井さん)

−−なぜ2020年のタイミング!?

NECは〝ジャパンブランド〟として世界中から高く評価されているので、常に新しいことにチャレンジしたいと考えてきました。今回、北米市場に投入するのにとてもいい製品ができたのが、再参入の理由です(Devit Bennett社長)

−−どんなモデルを展開するのですか!?

高級感と使いやすさにこだわったモバイルPC『LAVIE PRO MOBILE』、写真、イラスト、グラフィックの編集に特化させた『LAVIE VEGA』、正面から見るとディスプレイしか見えない『LAVIE all-in-one』の3モデルです。これらは日本向けに開発してきた製品ですが、どれも〝とんがった〟特徴があり、北米でも十分売れると見込んでいます(Devit Bennett社長)

高級感と使いやすさにこだわった『LAVIE Pro Mobile』

すでに日本でも展開されているモバイルPC。約0.837kg、最薄部15.5㎜という軽量スリムなボディーが特徴で、最長約15時間駆動する。液晶ディスプレイを開くと、手触りのいいキーボード面がリフトアップしてタイピングしやすくなる仕組み。なお、インターフェースは、USB Type Cだけでなく、現在のモバイルPCでは割愛されがちなUSB Type AやHDMIも装備。拡張性も申し分なしだ。「マグネシウム材をCNC加工したボディーは剛性にも優れ、クラムシェルのモバイルPCとしてはベストな1台」だと、Devit Bennett社長が自負する。米国で2020年3月に発売予定。米国1599.99ドル~(日本円で約17万6137円~/2020年1月20日時点のレートで)

コンセプトやデザインが新しい『LAVIE VEGA』

『LAVIE VEGA』

映像制作やゲーミングでの使用を見越した〝GPUを採用するオーバースペック〟なPCではなく、写真、イラスト、グラフィックの編集に目的を絞った〝絶妙なポジショニング〟が特徴。スマートスピーカーのように音声で対して光で反応する。Cortanaを用いてアプリの起動も可能だ。ブルーガラスの天板を使ったデザインも、Devit Bennett社長のお気に入りの一つ。なお、ヤマハのサウンドマイスターと共同開発したサウンドシステムを搭載するなど、音質面にも抜かりはない。米国で2020年3月に発売予定。米国2099.99ドル(日本円で約23万1215円/2020年1月20日時点のレートで)

正面からはディスプレイしか見えない『LAVIE Home Aii-in-one』

ディスプレイ自体を振動させて音を放つLG社の技術「Crystal Sound Display」を採用。これにより、スピーカーを本体脇などに配置しなくても音質が良く、しかも正面から見ると画面しか見えないシンプルなデザインを実現した。『LAVIE VEGA』と同様に、サウンドのチューニングはヤマハのエンジニアたちが担当している。「すごくいい音。開発段階で最初にデモした時には感動しました。静かな環境でぜひ聴いてほしいです」と、Devit Bennett社長がおすすめする1台。米国で2020年3月に発売予定。米国1799.99ドル(日本円で約19万8168円/2020年1月20日時点のレートで)

−−ちなみに今回のCES 2020で展示した評判は!?

非常にいいですね。北米市場は今、単にコモディティーな製品ではなく、クオリティーの良さをより重視する傾向になってきています。そんな市場の変化に、今回の3製品はバッチリ合っているのではないでしょうか。『LAVIE Home All-in-one』のような〝一体型デスクトップPC〟は、日本以外に受け入れられにくいのですが、今回のような製品は北米には全くないものなので、売れることを期待しています(Devit Bennett社長)

−−レノボはどうかかわるの!?

5年前同様に〝パイロット販売〟という形態を取り、レノボのWebサイトから購入できるようにします。こういった展開ができるのも、レノボとNECが〝ジョイントベンチャー〟の関係を続けているからこそです。もちろん、今回の3製品が、北米向けとして完璧だとは思っていません。ユーザーの声などをフィードバックさせながら、世界で売れる製品づくりに今後もチャレンジしていきたいと考えています(Devit Bennett社長)

取材・文・写真/田尻 健二郎

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