
Earth Shipは、アメリカのクラウドファンディングで2億円の支援を調達したキネティックアートテーブルSisyphusを、日本の技適等の法令に合わせて改良した「日本版Sisyphus(シシュフォス)」の先行販売を、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて開始した。
Sisyphusは「水を表現する砂」と言われる、日本の「枯山水」からヒントを得て、アメリカで生まれたキネティック・アート。ガラステーブルの中に敷き詰められた砂の上を鉄球が転がり、神秘的な美しい模様を描き続けるという、とてもシンプルかつ不思議なテーブルだ。
最初のSisyphusが完成したのは約20年前。3メートルの大型Sisyphusが、スイス、ドイツ、米国、カナダ、ポーランド、オーストラリアなどの美術館に展示され、多くの来場者から称賛。
一般用の開発・製造に向けて、2016年9月から実施された海外のクラウドファンディングでは、美術館で作品に魅了されたファンを中心に支援が集まり、わずか30日でおよそ2億円の資金を調達したという。
今回展開するのは、「サイドテーブル」と「コーヒーテーブル」、そして「ハードウッドテーブル」の3種類で、「ハードウッドテーブル」は3FTと4FTの2サイズを用意。
「サイドテーブル」と「コーヒーテーブル」は3種類のカラー(Cherry、Walnut、Black Metal)と2種類のライト(Warm White、Natural White)から組み合わせをチョイスでき、「ハードウッドテーブル」は5種類のカラー(Cherry、Maple、Mahogany、Walnut、Padauk)と2種類のライト(Warm White、Natural White)、そして2種類のサイズから組み合わせることができる。
また、ほぼ出来上がった状態で届くため、面倒な組み立ては不要。テーブルに砂を敷き詰めて電源ケーブルを差し込むと、自動的にキャリブレーションが行なわれ、デフォルトのプレイリストに入っている模様を描き始めるとのこと。
プレイリストの選択・新規作成、ボールが転がる速度や、テーブル内部の照明の明るさの変更など細かい操作はスマートフォンのアプリで行なうことが可能だ。
プロジェクトは2月28日までで、1月16日現在、「サイドテーブル」は218,000円(税込)~、「コーヒーテーブル」は338,000円(税込)~、「3FTハードウッドテーブル」は1,500,000円(税込)、「4FTハードウッドテーブル」は2,000,000円(税込)で支援受付中。
日本の伝統文化と最新テクノロジーが融合した、美術館レベルのアートテーブル。興味がある人はチェックしてみては?
製品情報
https://www.makuake.com/project/sisyphus/
構成/立原尚子
※クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。出資に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。(編集部)
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